最近の朝日の記事で一番「へー!?」と思ったのが、今日の書評欄にあった斎藤成也『核DNA解析でたどる日本人の源流』(河出書房新社)への書評だった。
この本の著者(国立遺伝学研究所教授)によると、縄文時代後期の約4400年〜3300年前に「海の民」と思われる集団が日本列島に移住してきたことが推測されるという。
研究方法等の詳細は不明だが、この結論は近年の定説・常識を覆す斬新なもの。この説が既存の学界に対しどのような影響を及ぼしつつあるのか不明だが、今後も遺伝子研究を援用・依拠することで考古学や歴史学の成果、そして定説や常識も変わっていくのだろう。
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