昨2月20日付『朝日新聞』別冊b1とb3上段は、ジョシュ・アーネスト米大統領報道官補佐官(41)とのインタビュー記事だった(見出し:1面「真っ向から答える世界の質問」、3面「世界で起こるすべてを、できるだけ早く吸収する」)。
同補佐官は南部ミズーリ州カンザスシティ出身の端正な顔立ちの白人男性。母の妹(叔母)がダウン症で、自身はお婆ちゃん子だった。民主党は、叔母さんのような社会的弱者への(共和党に比べて)比較的手厚い保護を重視する。そうした環境で育ったので自ずと民主党支持者になった。だから「メディケイド(低所得者向け公的医療制度)を削減して予算を節約すべき」という議論にはカチンと来るという――非常に分かりやすい政治的ポジショニングだ。
彼は毎日の定例記者会見のためもあり、毎朝、主要紙の特に1面に目を通し、会議で各分野の高官の話を聞いて情報収集。大統領とは移動中などにやりとりして重視している課題について話を聞く。さらに、アポなしでオーバルオフィス(大統領執務室)に入れる特権もある。
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