オースティンの「高慢と偏見」が原作だ。
今迄にも何度か映画化されている。
これもそんなリメイクの一つだ。
期待はしていなかったが、良く出来ている。
映像が美しい。
演技も繊細だ。
尤も、原作は読んだ事が無いのでどの程度忠実かは分からないが。
普通、こんな風に誤解が解ける事は無い。
一生誤解されたままか、誤解が解けたとしても大体に於いて手遅れになっているものだ。
今日は初めて父親の家に行った。
俺が前の家を出てから父親が転居していたからだ。
普通、親が子供にするものだが、俺の場合は逆だ。
前の家を出た時に親を勘当したものと決めていたからだ。
だから一切面倒を見ない積もりだった。
それがこんなかたちで敷居を跨ぐ事になるとは、皮肉を感じる。
二間の長屋だが、そう悪くは無い。
風呂と洗面所とトイレが全て別だ。
寧ろ一人で住むには調度良い広さだっただろう。
ただ、物が乱雑に散らばっている。
兄もそうだが、残念ながら父親には管理能力がまるで無かった。
二間の部屋ではそれぞれ別の異臭がした。
使った食器も買い置きの清涼飲料水も、予め聞いていた現場も全てそのままだ。
強烈なまでの生活感に圧倒される。
物品に触れる時には手袋をしていたが、風呂から上がった今でも匂いが取れない。
発見されたのは昨日だが、3月26日か27日に死んだらしい。
孤独死だ。
買い置きの食品や飲料からみて、自殺では無い。
明日があると信じて床についたはずだ。
最期に何を想ったのだろうか。
※この日記本文とコメントの内容に他意は無い。
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