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2026年03月25日16:05

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コントラクト・キラー

フィンランドとスウェーデン、ドイツとイギリスの合作。
アキ・カウリスマキ監督の作品。

リストラされ自殺に失敗した男が殺し屋に自分を殺す様に頼む話だ。

「途中で恐くなるなら止めておけば良いのに」と思ったが、俺自身も後から後悔した事なんて山程有るので他人の事は言え無い。

「人生は美しいぞ」
「神の賜ったものだ」
「美しい花を見ろよ
動物に、鳥たち」
臨死体験から戻った時、また、自殺未遂の直後は「世界は美しい」と思えた。
しかし、今の俺は(随分前から)「世界は美しい」とは思え無くなっている。
仮にだが、俺に広域テレパシー能力か何かが有って、その上で人間が嫌がらせして来るのだとしたら最低だ。
俺も人間なんだから、良い面も悪い面も有る。
しかし、シリア内戦の終結に見られる様な、実際に人の命を救う事をして成果も残している。
其の人間に向かって、嫌がらせをする人の神経は全く理解出来ない。
もし仮に其れが真実だったとして「世界は美しい」と言えるのだろうか?

「神を信じるか?」
俺は信じている。
きっと此の人生にも何か意味が有る筈だ。
だが、其れが俺に取って意味の有る事で無かった場合、俺はどうすれば良いのだろう?
「神」に取って意味が有ったとするなら其れは幸いだ。
「神」は主人、俺は下僕だ。
だから其れは純粋に喜べる。
だが、主人は下僕に給金を払うものだ。
此の辛い事ばかりの人生で、俺は其の給金を何時貰えるのだろうか?
「死んでから貰える」と言う人も居る。
だが、人間が生きている間にする善行(仮にサービスとする)は生きている人間にこそ意味の有る事だ。
「サービスは生前に生きている人間にして、支払いは死後「神」から頂け」というのは欺瞞では無いだろうか?
何故なら、サービスの受け取り人は生きている人間で、支払うのは「神」なのだから。
詰まり、人間は自分達が支払わなければならないサービスの代金を「神」に支払えと言っているのだ。
勿論、生前にしたサービスの中には人間の為になるだけでは無く「神」にも喜ばれる事も有るだろう。
その代金の「神」に属する物に付いての支払い義務は「神」に帰属するだろう。
だが、その一部(人間が受け取ったサービスの代金)の支払い義務は生きている人間達に帰属する事になる。
預言者になった事に付いての給金は「神」に支払い義務の生じている所だが、其れとは別に、俺は以前書いた通り人間達の愚かな行いの所為で病気になった。
その損害の補填で有るサラリーマンの生涯賃金と、俺のしたサービスの一部の支払い義務は生きている人間達に帰属する。
だから俺はヨナの様に預言しながらヨブの様に待っている。
其れ等が適切に支払われる事を。

「死ぬのが人間の運命でね」
俺もそう思う。
此の世界はマトリックスか夢の様な物で、何時かは目を覚まさなければならない。
だが、夢だとしても、良い夢もあれば悪い夢も有る。
どうせ見るなら良い夢を見たいと思うのが人情だろう?
だから、俺も「神」に願うのだ。
此処迄、全体として悪い夢だったから、せめて此処からは良い夢を見させてくれ、と。

この監督は飲み屋が好きなのか?
今迄に観た作品では必ずと言って良い程出て来る。
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