時事通信 3月27日 18時41分配信 【マニラ時事】フィリピン南部のミンダナオ 島で40年以上続くイスラム系住民らによる武力 紛争で、フィリピンの政府と最大のイスラム武 装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)は27 日、2016年のイスラム系住民らによる新自治政 府樹立、MILFの武装解除を盛り込んだ包括和平 合意文書に調印した。 これまで約12万人が犠牲となったミンダナオ 紛争は、和平への大きな節目を迎えた。今後は 新自治政府設立に向けた移行作業が本格化す る。 首都マニラのマラカニアン宮殿(大統領府) での調印式にはアキノ大統領やMILFトップのム ラド議長、和平交渉を仲介したマレーシアのナ ジブ首相らが立ち会った。アキノ大統領は「数 十年に及ぶミンダナオ紛争に終止符が打たれ、 繁栄の歴史が始まる」と意義を強調。ムラド議 長は「われわれの闘争の中で和平合意は最高の 栄誉だ」と話した。 今後は、政府が合意内容を条文化した基本法 を年内にも成立させた上で、15年に自治政府の 管轄区域を決める住民投票を実施。現在の「ミ ンダナオ・イスラム自治区(ARMM)」は廃止 され、アキノ大統領が任期を終える16年6月ま でに「バンサモロ(イスラム教徒の国の意 味)」と呼ばれる新自治政府発足を目指す。
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