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2013年09月17日00:48

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備忘記録(五十七)

ローマ法王が危ない! --- 長谷川 良 アゴラ 9月16日 14時14分配信 オーストリアの著名な 神学者、パウル・ツー レーナー(Paul Zulehner)教授は「カト リック教会内の根本主 義者らによるフランシ スコ法王の暗殺計画が 囁かれている」と警告 した。同国国営放送で語った内容を日刊紙プ レッセが9月14日付で報じた。

同教授は「教会保守派にとってフランシスコ法 王が行おうとしている教会改革は危険水域に達 してきた。そこで法王の暗殺を考え出してい る」という。教授はローマのバチカン法王庁関 係者との話の中で「法王暗殺の噂」を耳にして きたという。

ツーレーナー教授の話でなければ当方はこの種 の噂話は余り信頼しないが、牧会学の教授であ り、神学界でも知られた人物が真顔で法王暗殺 の危機を警告しているのだ。その背景には、考 えられない動きが聖職者の中で蠢いているかも しれない。真剣に受け取らざるを得ない理由 だ。

教授は「ローマは法王の安全に心を配らなけれ ばならない。神が法王を守られることを祈る」 と述べ、「どの宗教にも根本主義勢力が存在す る。残念ながら、カトリック教会も例外ではな い。フランシスコ法王が実施した改革、ないし は表明したバチカン改革は根本主義勢力にとっ て脅威として受け取られている。例えば、最近 の聖職者の独身制の再考だ。また、法王は聖職 者の名誉呼称の廃止を決めたばかりだ」とい う。フランシスコ法王は今年4月、8人の枢機卿 から構成された提言グループを創設し、法王庁 の改革(具体的には使徒憲章=Paster Bonusの 改正)に取り組むことを明らかにしている。

南米出身初のローマ法王は質素と簡素を重視 し、バチカンでも法王宮殿に居住せず、ゲス ト・ハウスで寝泊まりを続けている。記念礼拝 でも信者たちとのスキンシップを重視。ローマ 法王の外遊先では通常、法王の車窓は安全のた め閉められているが、フランシスコ法王は窓を 開けて信者たちに手を振り、時には車を止めて 信者たちと語り合うのを好む。法王の警備に当 たる関係者にとって、安全対策は容易ではない だろう。

ローマ法王暗殺計画は過去にもあった。最近で はヨハネ・パウロ2世が1981年5月13日、サン ピエトロ広場でアリ・アジャ(Ali Agca)の銃 撃を受け、大負傷を負った。故ヨハネ・パウロ 2世の暗殺未遂事件には多くの謎がある。事件 が聖母マリアの「ファティマの預言」の日 (1917年5月13日)に起きたことから、バチカ ン側は2000年、「第3の予言はヨハネ・パウロ 2世の暗殺を予言したもの」と公表し、ヨハ ネ・パウロ2世の暗殺未遂事件がファティマの 預言(第3の預言)と密接な関連があったと主 張しているほどだ。

ローマ法王に選出されたが、就任33日目で急死 した短命法王がいる。ヨハネ・パウロ1世(在 位1978年8月26日〜9月28日)だ。短命法王の 急死の背景には、毒殺説がある。バチカンは当 時、パウロ1世の死因を「急性心筋梗塞」と発 表したが、新法王がバチカン銀行の刷新を計画 していたことから、イタリアのマフィアや銀行 の改革を望まない一部の高位聖職者から暗殺さ れたという説だ。十分な死体検証が行われな かったことから、証拠隠滅という批判の声が あったほどだ。

ツーレーナー教授が指摘した「保守派聖職者の 中にフランシスコ法王の暗殺を願う勢力が存在 する」という話は、一見、突拍子もなく聞こえ るが、バチカンの歴史をふり返れば、決して非 現実的ではない。

編集部より:このブログは「ウィーン発『コン フィデンシャル』」2013年9月16日の記事を転 載させていただきました。 オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コ ンフィデンシャル』をご覧ください。

(※この日記本文とコメントの内容に他意は無い。)
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