【ローマ福島良典】 イタリアのレッタ新首 相は29日、下院で所 信表明演説を行い、欧 州債務危機対策として モンティ前政権が推進 した財政緊縮路線を改 め、経済成長と雇用創 出を重視する方針を強 調した。緊縮策の影響 による景気後退や失業増に歯止めをかけるのが 狙いで、ドイツなどの理解を得たい考えだ。
レッタ首相は演説で、無職の中年の男が28 日に首相府前で銃を発砲した事件に触れ、長引 く景気後退で「多くの人々が絶望と失意の中に ある」と指摘。「財政健全化だけではイタリア は死んでしまう。景気回復は待ったなしだ」と 述べた。緊縮策の一環としてモンティ前政権時 代に導入された資産税の徴収を今年6月で一時 凍結する意向を明らかにした。
また、若者の失業率が4割近くに達している 現状を踏まえ、「雇用が新政権の最優先政策と なる」と強調した。ANSA通信によると、 レッタ首相は30日にベルリンでメルケル独首 相、5月2日にブリュッセルで欧州連合(E U)のバローゾ欧州委員長と会談し、成長・雇 用重視の新政権の政策を説明する。
一方、国民の間で高まる政治不信を払拭 (ふっしょく)するため、レッタ首相は(1) 政党交付金の廃止(2)上院と下院が同等の権 限を持つ現在の国会2院制の見直し(3)弊害 が指摘されている選挙制度の改正−−などの政 治改革に取り組む姿勢を打ち出した。1年半以 内に改革が実現できない場合には退陣する考え を示した。
レッタ内閣は中道左派・民主党、中道右派・ 自由国民、中道勢力連合の3陣営が手を組んだ 大連立政権で、連立与党は上下両院ともに多数 派を占める。下院は29日、レッタ内閣を3陣 営による賛成多数で信任した。既成政党批判を 展開する新興政治団体「五つ星運動」は反対し た。上院での信任投票は30日に行われる。
(先ず、政治的な空白期間が終了した事は良い事だと思う。
この政権が安定政権として必要な法案を速やかに可決出来る様に願う。
※この文章に他意は無い。)
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