アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞している。
政治腐敗を無くそうと政治家になった男が汚職政治家になってしまう話だ。
ミイラ取りがミイラになるとはこの事だろうか。
「人間は罪と腐敗に生まれた」
認めたく無い事では有るが、これは認めざるを得ない。
実際、俺も真に清い人間をまだ見ていない。
恐らく栄養失調だろう。
頭がくらくらして来て思考能力の欠如を感じる。
阪神大震災のニュース映像を見て懐かしく思った。
あの時は、確か揺れているのを感じて目が覚めた。
そして、起きて真っ先に思ったのが「・・・また親父が暴れてるのか」だった事を思い出した。
小学生四、五年だった俺が、起きて直ぐに考えたのがこんな事なのだから、家庭環境は相当荒れていた。
昨日の日中に見た二つ目の夢に付いて書く。
恐らく場所は交野市だ。
例の如く現実には存在しない。
右側は道路で、俺が歩道を歩いている所から始まる。
歩いていると片側一車線ずつだが、その割には太い道路に行き着く。
道路には横断歩道が有り、それを渡ると左手にホームセンターの様な商業施設が見える。
壁の色は赤茶色で、施設と歩道との間は銀色の格子の様な物で仕切られている。
格子と建物の間には5〜10mの距離が有り、その間には園芸用の樹木や家庭菜園で使いそうな各種の野菜の苗床が置いて有る。
俺は誰かと待ち合わせていた様な気がしたので、ホームセンターの前に立って暫く待っていと、何故か業企の会社の同僚達が四人ばかりセンターから出て来る。
俺を待たせていたのがこの人達だった様な気もするし、そうでは無かった様な気もするが、俺は言われるがままに付いて行く。
同僚達は楽しそうに雑談しながら歩いているが、俺は暗い気持ちで一番後ろを無言で歩く。
俺はうつむきながら歩いていたので、視界には同僚達の足下しか見えていなかったが、本の束の間、恐らく右手の空を見上げて前方に視線を戻した瞬間だろう、同僚達の姿が見えなくなった。
不思議に思いながらそれでも歩いていると、右後方から自転車に乗った男性警官が俺の肩を叩いて、マーケティング関連の資格を取って転職しなさいと言いしなに通り過ぎて行った。
俺は「ああ、その為に歩いていたのか」と、妙に納得した所で、また交差点に着く。
交差点を渡った前方にには駅前のバスターミナルと思しき場所が有る。
次の瞬間、俺は建物の中に居る。
建物の内壁は白い。
その一角にブースが有る。
木が剥き出しになっており、真ん中辺りに入り口が有り、左右には窓が有る。
しかし、入り口にはドアが付いておらず、窓にはガラス所か窓枠すら嵌まっていない。
中に入ると、部屋の左側半分が外側観音開きになった扉が有る。
その扉の真ん中辺りに取手が有り、取手に太目の金色に染め上げた紐が付いていた。
部屋の中はその扉以外全て、茶色の剥き出しの木で出来ていて、広さは前後に1.5m、左右に2mといった所か。
観音開きの扉を開けると、前方に壁、右側に突き当たりの左側に伸びた廊下になっていた。
前方の壁にはドアが有り、ゆうちょか郵便局の夏物の制服を来た40代位の男が立っていて、その男に、もう少し若い20代か30代位の私服の男が話し掛けていた。
男はジーンズを履いており、片方の肩に緑色のリュックを背負っていた。
私服の男が「正社員として採用して貰える約束が有るから来た」と言うと、制服の男はそれを軽く請け負って、私服の男に「上司に話して来るから、そこで待つ様」言い残してドアの中に消えて行った。
私服の男は期待して待っている様だが、私服の男が正社員として雇って貰えない事を、それ所かバイトとしてすら雇って貰えるかどうかも分からないのを俺は知っていた。
その男が断られる光景を見るに耐えないという訳では無かったが、俺は扉を閉め、何処から取り出したのか、これまた剥き出しの木で出来た机を扉の前に置いて、マーケティング関連の教材を広げて勉強を始めた。
ノートなのか問題集なのか分からないが、数行も書かない内に、不図「就活の期間に間に合わ無ければ資格を取っても意味が無い」という考えが脳裏を過った。
その考えが頭を離れ無いので、資格試験の日付と合否発表の日、探している職種の募集期間を調べる事にした。
新聞を広げてそれが載っている筈のTV欄を見ると、どのチャンネルも何故か甲子園での高校野球しか放送していない。
しかも全日大雨だという事が直感的に分かったので、資格の勉強をしても無駄だと思い、家に帰る事にした。
そしてまた、建物の場面に移る前の、ターミナルの前に有る交差点の場面に切り替わったが、今度は大粒の雨が降っている。
勿論、傘は持っていないので濡れている筈だが、そんな風では無い。
家に帰らなければならないので、今度は来た道を一人で戻って行く。
すると、前方から来た自転車に乗った女性と擦れ違った。
先程まで俺が居た建物に行くのだろうと思い、顔を見ようとして擦れ違い様に振り返ると、これまた職場の話した事の無い同僚だ。
「珍しいな」と思ったので声を掛け様とすると、後ろから業企の同僚が肩を叩いて声を掛けて来たので、結局挨拶をする暇も無く行き過ぎてしまった。
そして、声を掛けて来た業企の同僚を適当に遣り過ごして、腹立たしさの中で目が覚めた。
そして昨晩も夢を見た。
恐らく場所は専門学校だ。
休日を利用して授業が行われている。
左手が窓、右手が廊下。
俺は窓側から二列目の壇上からから最後列の席に座っている。
先生が来ているので授業は既に始まっている様だ。
集まった生徒の顔触れを確認すると、何故か今の会社に採用された時の新卒採用研修で一緒だった人が何人か居るので、恐らく社内研修か何かだろうと思った。
先生の話によると、俺達が集められたのは近々移動する事になるからだそうだ。
それも社内での人事異動では無く、今の職場へは一定期間のレンタルで配属されていただけで前に居た本来の職場に戻されるらしい。
これはその為の研修との事だった。
研修でルームメイトだった奴を見付けたので、俺はその隣に席を移す。
最後列の窓側から四列目で、そいつと暫く雑談を交わしながら授業を受けていると、今度は席替えになった。
窓側から四列目、教壇から三列目だ。
席替えが有ってから少し時間が経つと昼休みになった。
俺は校舎の外に出て、校舎の横手に回った。
すると其処にドアが有る。
中に入ると狭い玄関口になっていて、直ぐ目の前にはカウンターが、右側には各種パンフレットの収まったホルダーが有る。
受付の30代とも40代とも付かない女性職員に用向きを告げると暫く待つ様に言われ、カウンターの奥に有るドアに消えてしまう。
中々戻って来ない。
その狭い玄関口で待っていても邪魔になるだけなので、俺はパンフレットを適当に選んで一部を手に取って外で待つ事にした。
外に出ると目の前には貯水池が有り、其処が水道局か浄水場なのが分かった。
パンフレットには財務諸表の様な表が載っていて、矢張其処が専門学校で有る事を示している。
更に開くと写真が載っていて、それが正に今自分が立っている場所から撮影された事が分かる。
しかし、写真には貯水池から飛び出す青色のワームの様な怪物が写っている。
閉じる事が出来ず開けっ放しの口には無数の尖った歯が生えていて、胴体には手の退化した後の突起物が申し訳程度に付いていた。
写真と現実の貯水池を交互に見比べていると、写真の中の怪物が現実に飛び出して来る様な錯覚を覚える。
気持ちが悪くなって来たので教室に戻ると授業が終わって、皆帰り仕度を初めている。
先程の休み時間はどうやら昼休みでは無かった様だ。
俺も慌てて帰り仕度を終えると、廊下に出てエレベーターに乗った。
そのエレベーターにはもう一人、職場の同僚が乗っており、エレベーターの外壁が透明なガラスで出来ていた事から、先程まで授業を受けていた教室が地上三階か四階だった事に初めて気付く。
そいつに「明日も休日か」と聞く。
授業は休日にのみ行われており、明日が休日だったら授業に出なければならないからだ。
所がそいつは「知らない」と言う。
でも、そいつが嘘を付いているのを俺は知っていたし、明日が休日である事も内心では分かっていた。
そいつは俺を行かせたく無いのだ。
そのまま無言でいるとエレベーターは一階に着き、そいつと俺は別々の方向に別れた。
其処で目が覚めた。
※この日記本文とコメントの内容に他意は無い。
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