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2022年08月09日00:24

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鷗外よりカルーセル?

1『古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル』(ちくま学芸文庫)
2池上彰・佐藤優『漂流 日本左翼史 理想なき左翼の混迷 1972-2022』(講談社現代新書)
3海堂尊『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋)
4桜木紫乃『弧蝶の城』(新潮社)

1(『ジャカルタ・メソッド』の前に読んだ)『古代ローマ帝国軍 非公式マニュアル』は途中から飛ばし読みになったが、2000年前のローマ帝国の軍の装備や戦闘、戦法、兵士たちの日常、軍とローマ市民との関り等の一端を知ることができる。

3は近代日本の医学・公衆衛生分野の2人の巨人、北里柴三郎と森鷗外の伝記的小説。著者は医師・小説家で、北里は「近代日本医学の父」、そして鷗外は文学史においても大きな存在だから、著者はこの2人には長年関心を抱いていたのだろう。

カルーセル麻紀をモデルにした「カーニバル真子」が主人公の4『弧蝶の城』を読んだ後での感想になるが、3での鷗外には4でのカルーセル麻紀ほどには「魂」や「精神性」が感じられない。常に北里柴三郎と比較対照しているからそうなってしまうのか。――全く個人的な主観だが。
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