mixiユーザー(id:7131895)

2020年11月23日10:41

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ドウカイワン

『花と龍』上巻読了。描かれる時代は明治後期、書かれたのは昭和20年代だから、言葉や事柄、固有名詞など知らないことが時々出てくる。全て調べるのは不可能だが、気になって辞書や地図帳、ネットに当たってみる。ネットでもヒットせず載ってなさそうなものもある。

北九州が主な舞台で、地名の中の「洞海湾」とその中の島は、手元の地図帳とウィキペディアには載ってないが、ググったら分かった。「ドウカイワン」という響きには昔からなじみがあったが、湾とはいっても実際の地形は運河のように細長いことを初めて知った。
 ついでに「巌流島」は北九州から近い小さな島であることなど、地図帳やウェブの地図を見て関門海峡近くの複雑な地形に思いをはせる。
 また地図の中の響灘の沖合にある「白洲灯台」という名を見て、数年前に買った灯台の写真集を思い出す。探すのに小一時間も掛かったが、明治期に建てられた日本の灯台の写真集にそれは載っていた! 明治時代に建てられたということは、その海域が重要だったことの証しだろう。

――そんな寄り道ばかりしていると、作者火野葦平の両親を主人公とした物語からそれてしまうが。
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