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日記一覧

サティとクリムト
2015年08月11日06:39

昨日、『クリムト作品集』(東京美術)を買った。画集などほとんど買わなかったが、今回のきっかけは先日、「エリック・サティとその時代展」を見に行き、ショップでクリムトの絵葉書5枚(「接吻」「ダナエ」「ユーディット」など)を買ったこと。なぜかその

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やはり同じ本から。十数年前の本なので、内容が古くなっているかもしれない。著者の検証方法は、民間伝承的に効能がいわれている食品を数人の被験者に食べてもらい、摂取前後の毛細血管の血流速度を計ること。改善が見られた食品は「効能あり」とした。1 梅

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イメージと違った。(前の日記と同じ本から)・実は「健康な人でも、その血液はコンデンスミルクのように濃い」のだが、その中の有形細胞成分のある性質によって、正常状態では「サラサラと流れている」。・そもそも血液は、全体の50%を占める液体成分「血

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毛細血管って
2015年08月06日06:37

図書館から借りている菊池祐二『血液をさらさらにする生活術』(講談社、2001)によると、・いちばん抹消に近い細小動脈では50マイクロm以下で、さらに毛細血管は直径が6マイクロm前後、「髪の毛の20分の1」という細さ!・総延長10万kmといわ

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黄色く大きな満月
2015年08月01日03:02

帰宅の直前、目の前の東の空の低い位置に見えた、黄色く大きな満月が「ブルームーン」だった。見ている数十秒か1分ほどの間に、古代から人類が噛みしめてきた膨大な「時間」を圧縮、要約して追体験した気がした。つまり、人は誰も太陽が昇り、沈むことの繰り

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資本論と神学
2015年07月27日00:40

以下は3週間近く前の日記以降に読んだ主な本。1 村上重良『国家神道』2 安丸良夫『神々の明治維新』3 田中伸尚『靖国の戦後史』(以上、岩波新書)4 佐藤優『いま生きる「資本論」』(新潮社)5 コリン・ジョイス『「ニッポン社会」入門』(NHK出

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『近代詔勅集』
2015年07月26日18:56

期限を過ぎた返却前の本の1冊(ろくに読んでいないが)。村上重良編『正文訓読 近代詔勅集』(1983、新人物往来社):明治から昭和まで3代の天皇による主要な詔勅が網羅されている。重要なものとしては、五箇条の誓文や教育勅語、軍人勅諭、日清、日露

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嘘から出た元号
2015年07月06日06:24

週末は風邪で寝込んだ。風邪らしい風邪を引いたのは、2年ぶりくらいか。寝込んだのはいつ以来か覚えていない。2日の木曜に本屋に注文してあった新書5冊を受け取る。1 天皇の祭祀2 神々の明治維新3 靖国神社4 三島由紀夫の二・二六事件(松本健一)

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明るい、薄められた狂気
2015年06月29日06:24

今日29日が最終日となる前日、新国立博物館のマグリット展に行ってきた。http://magritte2015.jp/highlight.htmlマグリットには特別な知識も関心もなかったが、一通り見た感想は「明るい、薄められた狂気」とでも言えようか。1970年代、80年代、90

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モサドって!
2015年06月23日01:10

『モサド・ファイル』(早川書店、2014。元は同社の単行本として2013)。原著はイスラエルで2010年、和訳の元の英語版は2012年刊。原著者は、イスラエルの作家とジャーナリストの2人で、調査とインタビューに基づくノンフィクション。イスラ

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立ち食いステーキ
2015年06月20日00:44

本屋のJUNKU堂XX店の角を回った側にある立ち食いステーキ屋!に初めて入った。テレビで西武新宿駅近くの「立ち食い焼肉屋」が評判というのは知っていたが、ステーキ専門店まで立ち食いとは!ただ、江戸時代の鮨屋や天ぷら屋は屋台の立ち食いだったのだから、

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いつものように辛口コメントのセルジオ越後は、フットサル日本代表のエースがこのシンガポールとの試合に出ていれば3点はゴールしていたろう、と言っていた。相手チームが全員引いて、ゴール前にスペースがなく、縦パスが通らなくなった時の攻め方もモノにし

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知らないことだらけなのは、最近何冊か読んだ日本の天皇制についても同じ。まだ冒頭しか読んでいない1 村上重良『慰霊と招魂―靖国の思想―』(岩波新書、1974)から引くと:「天皇の神社参拝は、平安時代には、熊野詣でをはじめ、畿内の有力神社に参詣

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知らないことだらけ
2015年06月14日17:49

どんなに博識の人でも、一人の人間が知っていることなど高が知れているわけだから、自分が思うのは当然だが。返却前の本の一冊:樺山紘一『歴史の歴史』(千倉書房、2014):西洋史学者の本を飛ばし読み。奴隷についての章から引くと、「スペイン王室によ

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俳優のナレーション
2015年06月14日11:05

たまたま幾つか見たNHK「ドキュメント72時間」。「六本木のケバブ屋」「浜松の中古車ディーラー通り」「新宿のカプセルホテル」「神戸の駄菓子屋」など。ある場所に72時間の間に出入りする人たちそれぞれの、悲喜こもごものドラマの一端を知る。ナレーシ

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難民、移民、奴隷
2015年06月08日00:34

現代日本人には「難民」も「移民」も「奴隷」もぴんと来ないが、歴史上、そして現在も世界を見ると無視することができない。ミャンマーのロヒンギャやバングラデシュを出国した難民たちがタイ、マレーシア、インドネシアに漂着したり、ジャングルの一時滞在キ

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直前の日記に引用した箇所のすぐ前に、以下のようにある。(前略)ところが、米谷匡史の巧みな考証によれば、46年3月6日にGHQの指示により、新憲法の骨格が「憲法改正草案要綱」として発表されると、丸山の思想にも大きな転換がおこり、「超国家主義の論

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丸山真男の「転回点」
2015年06月06日11:49

安丸良夫『現代日本思想論 歴史意識とイデオロギー』(岩波現代文庫、2012。元は2004年に岩波から)全6章のうち、興味を惹かれた3つの章を読んでみた。そのうち、丸山をそれほど読んでいない僕が思っただけでなく、丸山の著作と思想に詳しい人でも

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最寄り駅駅前の立ち食いそば屋が閉店していた。今年1月から隣の地下鉄駅を利用するようになり、毎日前を通らなくなったので気づくのが遅れたが、店を閉じたのは早くて1か月前くらいか。つい最近まで営業していたと思う。買い物などのためによく前を通ってい

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最近読み終えた本:1 ハンナ・アレント『人間の条件』(ちくま学芸文庫、1994。元は1973年に中央公論。英語の原著は1958年刊)2 マーク・トウェイン『王子と乞食』(原著は1882年刊)アレントの『人間の条件』は主に電車の中でしか読まな

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オー!カルカッタ!
2015年05月29日23:15

白人男性の毛脛から連想され思い出したのが、1988年か翌年に見たこのブロードウェーの舞台。内容はほぼ覚えていないが、強烈だったのが、全編約2時間ほどのオムニバス形式の小劇集のうち、計30分ほどの場面で「舞台上の男女が一糸まとわぬ全裸」で演じ

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白人男性の毛脛
2015年05月28日06:36

アメリカでは5月の最終月曜日、今年は25日が戦没軍人を追悼するメモリアルデーで国の祭日だった。この頃の風物詩として思い出されるのが、かつて住んだニューヨーク辺りでは、ウイークデーはスーツ&タイ姿と思われる白人の男たちのかなりの割合が、週末に

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日本人力士の優勝も、日本人横綱も見なくなって長い年月が経つ。相撲界の中に白鵬をはじめとするモンゴル人力士を脅かす存在がいないのは証明済み。そこで相撲界の外の人材に目を向けると、思い浮かんだのが日ハムの投打両刀遣いで活躍する大谷翔平。身長は1

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自然との相聞
2015年05月27日00:40

仕事を終えて外に出ると、まだ明るく、空気は日中暑かった名残をとどめていた。例年より暑めの5月下旬、初夏の遅い午後。そんな大気の中で、先日読んだ高橋睦郎の日本詩歌論の一節を思い出した。一言で言えば、「自然との相聞」というようなことである。「自

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日本で言えば、去年の『笑っていいとも』フィナーレに相当か。デビッド・レターマンが、2つのキー局にまたがって30年以上続けた深夜のトークショーから引退するので、アメリカではニュースになっている。NYタイムズの写真の顔が老けているので70代かと思

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下手糞なナレーション
2015年05月18日04:58

昨日たまたま見た地中海に浮かぶマルタ島やマルタ騎士団を紹介する番組。へエーと思いながら見たが、ナレーションが単調で下手糞なため、時としてぶっきら棒にさえ聞こえる。わざとのはずはないのに、故意にぶっきら棒にしていると疑いたくなるほど耳障りなこ

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日本詩歌史への視角
2015年05月17日11:51

図書館から借りている高橋睦郎『私自身のための俳句入門』(新潮選書、1992):この現代詩人による俳句論には、(俳壇や歌壇、学界からの評価は不明だが)僕には俳句のみならず、古代の和歌以来の日本詩歌史に関する重要な洞察、指摘が含まれているように

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こどじ、ナベサン
2015年05月17日09:30

金曜、久しぶりに新宿ゴールデン街に行ってみた。今も270軒ほどが営業しているという中で入ったのは、かつて飲んだことのある「こどじ」と「ナベサン」。ゴールデン街によく行ったのは30年前後も前だったが、その後ニューヨークにいったん移住し、4年後

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カラスとツバメ
2015年05月15日00:12

朝、家を出てしばらく歩くと、アスファルトの路上に大きな漆黒のカラスが下りている。口ばしで地面の何かをつぐんでいる。見ると、路上に広がっているのはかなり消化された人間の吐しゃ物、それもすでに固まった昨夜のものではなく、かなり新鮮な(?)ものの

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少子化はSMAPが悪い
2015年05月10日21:06

朝のバラエティ系討論番組で、松本人志が言っていた。日本の少子化は「SMAPが悪い」と。極論だが、一理ある、と言えるかもしれない。平均年齢が40歳強でいまだに国民的人気グループ5人組のうち、既婚で子供もいるのはキムタク1人だけ。SMAPが結婚しないと

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