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2020年11月05日08:17

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book『武漢封城(ロックダウン)日記』(郭晶)

郭晶著(稲畑耕一郎訳)『武漢封城(ロックダウン)日記』(潮出版社)を読んだ。今年の1月23日、新型コロナウィルス発祥の地、武漢は突然封鎖(ロックダウン)された。その封鎖された武漢の一部始終をSNSで発信し続けた若い女性がいた。その日記が世界中で反響を呼び、日本でも翻訳されて、読むことが可能になった。著者はソーシャルワーカーでフェミニズム運動家である。女性の視点から、ロックダウンのなかで、中国社会の格差、差別、女性の置かれている状況を鋭く綴っていく。またコロナの恐怖がどう人々を精神的に追いつめていくか、封鎖下での食料事情と食料入手の苦労、ネット(ブログ)への検閲、それへの抵抗等が日々報告される。私の父はこの武漢で戦死しているので、一度は訪れたい所なので、この封城日記を興味深く読んだ。武漢のロックダウンについては、方方著『武漢日記 封鎖下60日の魂の記録』(河出書房新社)が出ているので、図書館に予約を入れようと思う。
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