仕事が早く終わったので帰宅し、ホームシアターで映画を見ることに。
まだ見ていない録画やソフトもあるのですが、何となく、”男のアクション映画”を見たくなりました。
立て続けに見たのはこの２本です。
●『９６時間』（2007米）
元ＣＩＡで引退している主人公（ﾘｰｱﾑ･ﾆｰｿﾝ）が、パリで誘拐された娘を奪還すべく、孤軍奮闘する大ヒット作の第１弾。
『スター・ウォーズ／エピソード�機戮離献Д瀬ぁΕ泪好拭爾海肇�ワイ・ガン・ジン役を除けば、静かな演技派俳優として知られていたリーアム・ニーソンが、アクション・スターとして開眼した作品です。
わずか90分ちょっとの上映時間ながら、無駄のない脚本とピエール・モレル監督のシャープな演出も光り、ノンストップで一気に見せる好編。娘を救うために友人の妻をも撃つ、リーアム・ニーソンの半ばキレかかった親バカぶりが最高です。
●『ＲＯＮＩＮ』（1998米）
ガン・アクション映画が見たい時に良く見る映画。
ハズレのない骨太巨匠ジョン・フランケンハイマー監督の傑作です。００７映画の歴代悪玉が３人も出ている映画でもあります。
冷戦が終結し、各国の諜報組織を離れた元スパイたちが、金で雇われてあるアタッシュケースを奪う物語。
出演が凄いです。
元ＣＩＡとおぼしき主人公にロバート・デニーロ。フランス人の物資調達係にジャン・レノ。ＩＲＡのテロリストと思われる謎の女にナターシャ・マッケルホーン。情けない退場の仕方をする英国人にショーン・ビーン。同じくＩＲＡの過激派にジョナサン・プライス、”ＲＯＮＩＮ”の由来となったエピソードを披露する老人にマイケル・ロンズデール、そしてステラン・スカルズガルドが冷酷な元スパイを好演しております。
冒頭、雇い主のいるパリのバーにやってくるデニーロが物凄くいい。
バーの周りを一周して退路を確保し、ビールケースの陰に拳銃を隠す、その動作。ジャン・レノとの間に静かな友情が生まれていくのも良いのです。
デニーロが最初に使うのがコルト・ガバメントで、ジャン・レノがベレッタＭ９２という無国籍ぶりも好きです。
いずれも渋い男＝漢の映画。
何度も見ている映画ですが、何度見ても良いものです。
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