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2015年08月22日18:01

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クンデラからペリーに移行

した、と言っても、かばんの中に入れていた文庫本が入れ代わっただけ。

それも、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(集英社文庫)はまだ初めのあたりしか読んでいなかった。

そもそも、読もうという動機が偏っていた。「プラハの春20周年」だから1988年のある日、ニューヨーク在住中にイベントに出掛けたのだった。内容はほぼ覚えていないが、プログラムの中でチェコスロバキアを亡命していたクンデラの同作英語訳の一節の朗読が行われた。その間、「周りのニューヨーカーたちがまさに腹を抱えて笑い続けているのにさっぱり分からない」という気まずい経験だけが強烈で、いまだに忘れられないでいた。

この小さなトラウマが元で、今さらながら読もうという気になった。だが、作品としてのできは悪くなくとも、気になる箇所に出くわすまで読む、というだけでは読み続ける動機として弱かった。

そこで先日、クリムトの画集を買った日に同時に買った『ペリー提督日本遠征記』(角川ソフィア文庫)の上巻を代わりにかばんに入れた。ついでに英語の原書も買いたかったが、JUNKU堂XX店には置いてなかった。
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