港の見える丘公園の入り口あたり、紫木蓮が咲き極まっていた。通りかかる人がみなスマホを向けて、思わず「きれいですね!」とか言い合う。3月初めごろ駅へと向かうところに白木蓮のおうちがある。うわ、咲いたと思うと1週間ももたずにわらわと花弁がこぼれて
本日の講義は『鳥影』花山多佳子歌集2019年角川書店(以前講義ありましたよ!) この家に兎は老いてゆきしかば背のとがりをただ撫づるのみちょっと悲しい歌、背のとがり…。 かすかなる息の兎がゐるのみの一人の家に帰りきたれり花山さんの境遇を知らな
出席11名 詠草22首 女性7名、男性4名でした。東京のもっと向こうから来られる方もいて、ありがとう!やはり対面の歌会が良いからということでした。題詠 「調」(字しばり) かろやかなカノンの調べ 時として邪悪なこゑを運びきたれり とうこ*カ
裁縫と玄関灯のこと ああこれはなんたる面倒といひながら一針一針縫うてゐるなり 真二つに断ちし着物をスカートへ 紬の生地が針にさからふ 玄関灯をとりかへるべく脚立据う三段のぼりて四段へのぼれず わたくしが尺取虫なら脚立の上