バッテリーあがり バッテリーのあがりし車は断念のサイドミラーにわれを映せり なにひとつ足掻くことなし点滅の赤いラムプの消え失せにけり 「バッテリーですね」こゑあかるくて小川さん息子三人持つおとうさん 息子来て
いつも会場であった池袋の豊島区のセンターが建て替えで、会場探しは大変なことでしょう。今回は江東区文化センター、電車を乗り換え乗り換え辿り着く。43首 欠席2名 全長をまこと計るか尺取虫はしばし見をれば脛よりはらふ*全長とは何?*しばし見をれ
与謝野晶子の読みどころと言えば既に誰でもが充分承知、ではありますが、改めて目の前に見ると壮烈、テンションの高さに圧倒されました。11人の子供、普通ならそれだけで一生を使い切ってしまうような、いつでも傍に赤ん坊がいるのですからね。一家の生活を支
昨日まで4日間怒涛のような日々、といっても午前に家を出て、午後または夜に帰ったのが、4日間続いたという訳です。勝手にへたっていなさい、てなもんでございます。歌集講義は志垣澄幸『黄金の蕨』より志垣さんは宮崎在住、結社には属さず個人誌をだしている
良い天気で前日は「万葉集の会」で着物を着てゆく。薄紅色の麻の葉模様に黒の帯。先生が「あれま今日はなんですか」「気候がよいので」なんて…。この日はベージュの絣に赤い帯、この帯は娘の頃母が買ってくれたもので素朴なアップリケがあるかわいいもの。今
兄 弟 己が身をもてあまし体をよぢりゐる義兄(あに)は薄目におとうとを見る 父よりも怖かりきといふ末弟の夫は近々かほを寄せたり 元朝にゑがほありたる九十一歳義兄のたましひ体を離(か)れつつ 就寝のまへにかならず長男の嫁にいひ