丸田先生 朝の戸を一枚繰れば肩を打ち落ちゆくはやもり灰色の背(せな) 二の腕の骨のあたりにしみしみと食ひつき虫ゐて秋の雨ふる 「丸田先生歯は丈夫ですか」とうかがへばむふつとわらひ歯科助手わらふ 歯科医院にて美々しく磨けば当分
着物を着る必要ありてただいま特訓中。しかしながらはかどらずう〜。 とりあへず目の前のことにこころせよ千両の実の色付きはじむ 女から女へつたへる一枚の重たき絹はほのしめりして襦袢に衣紋貫きという便利小物をとりつける。襟が持ち上がるのを防ぎ
おっとっと殿が昨日香川へ出かけましたので自由にのんびりと。いつも自由じゃないか、ですって?いいえ一応仁義というものがありますから…。 兼題 ・ 敗荷(やれはす) 枯れた蓮のことです 敗荷の水底(みなそこ)ぬっと鯉の影 兼題 ・ 冬
今回の東京歌会には記念公園でつくった「しかめ顔」を推敲して出しました。 わかれぎはにいともやさしきかほをするわたしはむむと顔顰めやる*いろんな場面を、読む人によって違ったことを思う。具体、手掛かりがほしい。小池 ・ なんかちょっと面白い歌
講義は花山多佳子さんの『木香薔薇』この歌集は馴染みのある歌がたくさんあります。それだけ多くの人に読まれ、引用された歌が多いということでしょうか。小池 ・ 花山さんは身めぐりのことを詠う人。この歌集では上の娘が大学生になったころで下の息子は高
わかれぎはその日一番やさしいかほの彼女にむむと顔しかめやる友人と行きました。長年の付き合いの人。どうして人は別れるときにあんなにやさしい顔をするのでしょう!しかめ顔でお返事しました!
日光へ紅葉を見に行こうと旅行社に行くと(少し前の話)既に宿がない!それでは立川昭和記念公園でコスモスを見ることに。ひろ〜い公園でちょっと好きなのです。公園でパンフレットを見ていると赤とんぼが…。