忘れないうちに記しておこう。短歌人東京歌会詠草15首 シャワー浴ぶ夏の真昼のまぶしくて こだはりなど何一つなかつた とうこ*シャワー浴ぶ、終止形ではなく連体形、シャワー浴びる ではないか。 あのころは…と映像的でいい。*終止形でよい。下
9月も半ばなのにまだ相当に暑い日々。出席の人ちょっと少ない感じ。講義は読売歌壇 素麵をひと口すすりふと思ふ何してきたか九十五年 相模原市 染谷栄都子すごいですね、95歳ですよ。「歳」といわずに「年」といったところが良い。素麺を…の
地下鉄で横浜に向かっているとき、前の向かいの座席にはベビーカーとそのお母さん。お母さんは本を読んでいて、何気なく見ると彼女の右腕はひじの先からない。(ベビーカーは大変そう電車の乗り降りが)と思っていると、降りるためにドアのほうに行く。すると
今年は小さなブルーベリーの木から500グラムの実の収穫があった。1か月ほども黒く実ったのを一粒づつ摘んで片手くらい採れては冷凍して集めておく。ジャムを煮ると鍋底の紫が実のうつくしいと眺める。ジャムもおいしいけれど自然の色のうつくしさにああっ
今月号では(9月)このような鑑賞文を載せていただきました。 私が選んだベスト3 上海語なまりの手相見わたくしの前世見んとアプリ操る 森澤真理 おたがいに気がつかぬらし春の暮れ草取る妻も
中野さんは畑に 残生の時間をスマホは奪ひけり 春は蕗を煮るわたしの暮らし 夫に代はり電話をすれば中野さんはただいま畑にをりますといふ 中野さんはトマト畑でわが夫とのzoomの思案を懇切にいふ わたくしの長き電話は中野さんをトマト