二年ぶりで東京歌会が開かれました。帰りにKさんとご一緒するとKさんは「歌会が開かれてうれしい」と手放しのおよろこびでした。…素敵な人!2021年12月12日 13:00~ 池袋 IKE Biz 出詠37首4人欠席 ペンキ塗ればペンキ付く手が職人の心地せり缶のプルタ
今回の講義も読売歌壇から。 売薬さんの紙風船のはずみたり音かろやかにみぎ手ひだり手 桜井恵子富山の置き薬屋を「売薬さん」というんだね。みぎ手ひだり手ーの平仮名がよい。 誕生日のお祝ひと言ひてわが妻は栗羊羹をひとつくれたり 三角清造
12月青の会無事開かれました。出席 8名前半、題詠にて相互批評歌会で後半は『影の思考』松村威歌集の批評会です。題詠 手帳 手帳には用なき日々(にちにち) ハードボイルド寝転びて読む神無月尽 とうこM・この人は手帳に好感を持ってないんだな、男の
ノコンギク 朝一番のわたしに褒美 ノコンギクの花色すずしき歯科治療室 庭先より手折りてきたるノコンギクと丸田先生さりげなくいふ 身体機能のほろけを互みに嘆きつつ 艶やかな茄子の二本いただく いちじくの熟れ頃カラスとあらそへばおほか
何年か前に洗濯機を買い替えた。スペースの都合もあるが、ごくシンプルな機種をえらんだつもり。エコ仕様といって頼みもしないのに水が出たり止まったりするような仕組みであるらしい。しかし、柔軟剤が効かない。溜めすすぎに設定してもいつのまにかエコに戻
今回も講義は読売歌壇から。 人間は翼ないから走るのだ。山形亮太九秒九五 鶴谷雪子小池・新聞社の人から電話が来て、2012年朝日新聞にほとんど同じ歌があり、抗議が来ました。「人間は羽がないから走るのだ。ウサイン・ボルト九秒五八」作者に連絡した
久しぶりの対面歌会です。7人ほどで。題詠 「かがやく」 吾妻山三百石段のぼり来ればかがやく海は身に染むばかりK・吾妻山三百石段固有名詞良い。 かがやくは海の反射なのに「染む」はどうか? この歌は「かがやく海」までであとはいらない。M・上
大西瓜 大西瓜二分の一は食べきれずと四分の一もて西川さんくる 西川さんは独り身の人突として大きな西瓜買ひたくなるといふ ふはふはと前髪たちて朝のかがみ夢の最中の手のゆきどころ クリアファイルに挟みしままの歌一首すでに平た
ー短歌人10月号掲載ー 今こそ勧めたい歌集岡井 隆歌集『二○○六年水無月のころ』 コロナ禍のもと往来の不自由を嘆くことも二〇二一年七月の今では一年半にわたる。当初の緊張も長引くにつれて曖昧になり、精神の虫食いは身体に及び毎日が頼りない。
本日の講義は小島ゆかり歌集『雪麻呂』 15冊目の歌集 歌壇の優等生だね。 地下鉄のあをきシートにみどりごは預言者のごとく立ち上がりたり預言者のごとく、意外性あり。これで歌になる。(このセンスが難しい) 夕日こんなにうつくしけれど 半端ない
外出予定は無いけれど日々せわしないのか、時間があり過ぎるのか、毎日がトホホと過ぎてゆく。寝しなに「何もないのが幸せ」といって寝に着く。秋の味覚の、(毎度と言われそうですが)栗を煮ました。鬼皮を剝くのはかなり力がいるので、毎年もう止めよ
祖母の桃 袋掛けて包める桃は祖母の桃ひかりちらちらももの畑ゆく 天の川おどろき見しは七歳の夏休みなりいなかのえんがは 夏の日の無節操にて夕餉には掌よりおほきなカレーパンひとつ 除草シートぴたりと張りてこの夏の雑草(あらくさ)の陣に
東野圭吾はよく読む本の一人で、図書館にあった一冊を借りてくると、まあ!たった今のコロナ禍の世情を背景として物語が進む。なんと素早い。都会に出ている者はおいそれと故郷に帰れない実情とか、マスクの日常、マスクで隠した顔などが巧みに構成されている
T医院へ月に一度血圧の薬を貰いにゆく。出かけたついでに散歩…バスに乗って山下公園へ。雲の多い日だけれど晴れ、暑くはない気持ちのいい日和。水たまりで雀が水浴びを盛んにしている。景色が広くていいなあと歩く。ひとりなので海に向いたベンチでコンビニ
本日の講義・読売歌壇から2021/8/30 水槽の目高三匹に名を付けるデカルト、カント、ショウペンハウエル 村杉晴次デカンショデカンショで半年暮らしゃ後の半年寝て暮らす…旧制高校生の寮歌だ
どうして一日3回も食べるのでしょう?すぐお昼の時間はやってきます。何にしようと冷蔵庫を覗くと夫が一人の時の食事用に、コンビニビーフシチューがある。これこれ、玉ねぎを炒めてビーフシチューを入れる(温めて)ワインを多めに入れてコンソメ、水、ウス
紙媒体の本 六月の歯科医院にてマスクするわたしはマスクする先生にあひさつ 丸田医師近況 上手くないゴルフは人と会ふためと然りやつぱり人ですよねといふ 社交下手のわたしがいふもおかしけり 丸田先生とうなづきあひつ
『最高のアフタヌーンティーの作り方』古内一絵今少し若かりしときはスイーツ食べ放題など惹かれて行きましたが、内容は大したことはなかった…と。アフタヌーンティーは何回か行きましたがこれと言った思い入れはなく。いまは欲も無ければ資金もないというあ
本日の講義は田村元歌集『昼の月』田村さんは「リトム」所属40代、これは第二歌集。 ふたりとも「田村」の判を押し終へて離婚届を折りたたみたり田村の同じハンコが、当たり前だけどちょっとした発見。 エレベーターわが前に昇り来るまでを深き縦穴の前
美味しいものでも食べなくては…この暑さ…!でもほんの少しのことでいいんだなあ、珍味、高価な美味などいらない。とにかく気力も萎えそうな(萎えてる)日々。つつましく美味しいものをUPしてみようと。久しぶりに鰯のつみれ汁。開いた鰯を買えば簡単。庭に
見たぞ見たぞ 春の空ふいに閉(さ)されし真暗がり 玻璃戸びびびと雷の鳴り初む ひとりで美味しいものを食べて 天の采配にわれはひれ伏す見たぞ見たぞいはむばかりに雷の鳴りくる
乗っ取られたスマホTVを見ていたら、氷川きよしが居て、うう?女装かしらん?ちょっとスマホでググってみる。あれれスマホのスタート画面が氷川きよしのあやしい顔に変わってしまった…。どうして?すぐさま設定を出して元のバラの花の画面に変える。ん
深更、ずでん!というすごい音がして目が覚める。(なんだなんだ)どうやら夫がベッドから落ちたらしい。(ベッド高50センチ)あんまり騒いでは彼もバツが悪かろうとじっとしていると、しばら〜くたってからもぞもぞ起きてまた寝てしまう。わたしも二度寝、浅
本日の講義も読売歌壇から2021年6月28日 エコバッグ忘れたおじさん「ほいしょっ」とジャンパー脱いで米と酒包む 神戸市 北野中子小池・「ほいしょっ」がいいね。しかし米と酒についてはリアリズム
今日は七夕。買い物に出かけると神社の鳥居に大きな笹飾りができていました。まあ、と見上げる。コロナ無くなれ!(当然)旅に出たい!(わたしもぅ)などと短冊がたくさん吊るされていました。こころなごみます。久しぶりにすこおしばかり天気になって洗濯、
ひよどり ひよどりはさはがしく鳴きひな鳥を戸袋の巣へ追ひ込むところ ヱンドウ豆の芽をことごとく食ひしものたれか ひよどりそつぽ向きをり くっきりと羽の白柄みせながら四羽のひよどり雛が飛び立つ 頭上よりりよりよとこゑくだ
先日の午後の事。ピンポーンと鳴って出ると若者ふたりがいる。「あそこの○○ハウスに防水工事で来ている者なんですが、うちの監督がお宅の屋根に剥がれているところがある、よかったら2,3個の鋲で止まるかもしれない、ついでだからやってあげましょうか」と
本日の講義は『無情の武蔵野』宮田長洋歌集宮田さんは「短歌人」の人。現在78歳、26歳の時入会しているので随分長い(時々休みで)法科出身だが絵を勉強して、小説を書いて短歌を作る。(活動的な人のようだが会うと静かな感じ) 阿南須賀白崎我と他二人の
毎日外を眺めていると植木のぼさぼさが気になってくる。何でも自分でやって、木もせっせと伐っていたのだがある時、背中腰が痛い…。何で?そう前の日に柿の木を伐る時無理な姿勢だった…。では、植木屋さんを頼むことに。二人で来て一人が木を伐る傍から一人
三月の贅 紅椿、しぼりの椿、乙女椿 財はなけれど三月の贅 湯に放つ菜の花の莟さみどりに冴ゆるたまゆら春のキッチン 冬波の蒼きはまると見てゐたり美術館屋上にほてりある身は 水平線の百八十度わたくしは遠くわすれて来しものありて