梅雨明けもしないのにいきなり夏日でした!
それでも女友達は口だけは働く。
いつものように一緒に昼食をとって教室に向かう。
今日も講義は読売歌壇から。
右へいせ左かうやのしるべ立つ大和街道に夕暮れがくる
和歌山県 助野貴美子
「いせ」は伊勢、「かうや」は高野。味がある。
いい歌、旧仮名遣いがいい。深いものがある。
甲府ーかふふ 読めませんね。
字音仮名遣いといいます。
薫風に万の鱗(うろこ)の輝(かがよ)ひて鯉のぼりもまた命を謳歌す
町田市 永井悦子
気持ちの良い歌だが、ルビはうるさい✕
輝ひ→かがよひ 仮名にする
謳歌す→いいすぎ 命をもてり ぐらいに
五月晴れに忘れ来しこと思い出(い)ず山の辺の道のどこかに日傘を
ふじみ市 小林久枝
日傘‐趣がある
山の辺の道 固有名詞 奈良にある歴史に出てくる一番古い道
保育園は楽しかったと小一が弟に言う四月九日
東京都 青木公正
四月九日ー入園式か?
五歳と七歳の会話(笑)
雪除けの泥を撥(は)ねゆくダンプカー畏れ多くも路傍に地蔵
島根県 重親峡人
畏れ多くもー言われなくてもわかる、言い過ぎ
歌はどこかに分からないところあり、がいい。
歯科治療に一時間口を開けているわが女性性のもはやあらざり とうこ
女性性ーこういう言葉あるんだよね
歯科治療に→歯科の椅子に
(それからひどい歯医者の新聞記事の話に…)
だいぶ年数の経った差し歯の根が出てきて(歯茎が後退して)見た目が悪い。
時に歯茎が腫れたりする。
作り直そうか、そうですね、と言ったのが運の尽き。
次の治療はちょっと時間がかかります。と言われて「はいはい」と。
歯茎の整備からー歯茎を切って内をきれいにして7針くらい縫う。(えぇ〜!)
それから1本ずつ(3本ある)ギギギと切る。1時間半ぐらい。
6月は延々と歯科通い。
「いつまでですか?」「7月半ばまで」「トホホ」
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