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2024年04月07日01:47

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『ピンク・パンサー2』初BD化

ピーター・セラーズ扮するクルーゾー警部が活躍する”ピンク・パンサー”シリーズ第4作、『ピンク・パンサー2』(1975)が国内初BD化されました。

個人的にはこの第4作が最高傑作なのですが、本作のみ権利が異なり、DVDが出たのも遅く、今回のBDもユニヴァーサルから出ています。

「水曜ロードショー」版と、ソフト版の2種類の日本語吹替音声を収録しています。
ノーカットで収録されたソフト版の吹替が絶品です。

【物語】
中東ルガシュ王国の秘宝、ピンクダイヤ”ピンク・パンサー”が博物館が盗まれた。
前回の盗難の時にピンク・パンサーを取り戻したパリ警視庁のクルーゾー(ピーター・セラーズ)にお呼びがかかり、警部に復職してルガシュへ向かう。
一方、犯人とされた元宝石泥棒のチャールズ・リットン卿(クリストファー・プラマー)も、真犯人を探してルガシュへ入国する。

…ブレイク・エドワーズ監督のシリーズ復帰作としては11年ぶりとなり、ヘンリー・マンシーニの音楽、リチャード・ウィリアムズ・スタジオのタイトル・アニメーションと相まって、ゴージャスな仕上がりに。

DVDでは細部が分からなかった映像もBDでクリアとなり、クルーゾー警部のアパートメントの小物(よく見るととってもお洒落)までクッキリ再現されています。

クルーゾー=ピーター・セラーズの吹替は、水ロー版もソフト版もともに羽佐間道夫。
円熟味を増したソフト版の方が自分には好みです。アドリブが絶品。宿敵ドレフュス署長=ハーバート・ロム=内海賢二との掛け合いも絶品の面白さです。

2代目リットン卿に扮するクリストファー・プラマーは若きプレボーイとなり、007ばりの活躍を見せます。小川真司による日本語吹替も、いかにも紳士怪盗で良い感じ。

この『2』と続く『3』『4』は、ヒロインのエロさも最高。
リットン卿夫人に扮するカトリーヌ・シェル(声・小原乃梨子)のエロさは、第1作『ピンクの豹』にはなかった要素。続く『3』ではレスリー・アン・ダウン、『4』ではダイアン・キャノンと、70年代の妖しいコメディ映画にはエロい女優さんが付き物です。

BDの特典には、公開当時の「スクリーン」誌の紹介記事、チラシの裏面やTV放送時の新聞のTV欄などが収録。双葉十三郎先生の「ぼくの採点表」の酷評記事まで丁寧に同胞してくれる特典ぶりです。

★★★★★。大好きな映画のBD化は何よりも嬉しい。よく出してくれました。
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