ロシアが戦争を始めるにあたって、考えたはずのこと。
国連軍をどうするか。
NATO軍をどうするか。
アメリカ有志連合軍をどうするか。
国連軍に関しては、簡単ですよね?
国連の安保理で、拒否権で潰せばいいだけ。
だからロシアは、各国に非難を浴びせられても、ちゃんと国連に出席するんでしょ?
NATO軍についても、簡単ですね?
ウクライナはNATOの加盟国ではないんですから。
NATOの「領域」に手出しをしない限り、NATOに動きようはないでしょう?
残るはアメリカ有志連合軍ですね?
これはロシアに「止められる」ものではありません。
それこそ「アメリカの軍事行動」は、国連だって「止められる」ものではないですからね?
ゆえにロシアは「アメリカが手出しをできない状況」を作ったわけでしょう?
すなわち、「カタチの上」では「ウクライナのほうが侵略した」という状況を!
もちろん、これは「カタチの上」での話です。
ロシアは「紛争の解決手段」として、「紛争地を奪って領土化すること」を狙ったのですから。
その意味では、ロシアのほうが「始めた」ことです。
しかしアメリカという国は、「正義」に反することを簡単にできる国ではないわけで。
あくまで「カタチの上」では「ウクライナが始めた戦争」になってるわけで。
だからバイデンは、「ロシアが侵略したのだ」と非難をするも、決して軍を出さないんでしょう?
ロシアも考えてます。
アメリカも考えてます。
考えが足りなかったのはウクライナです。
孤立したことで、ゼレンスキーは「ロシアに征服される」と訴えて、他国の参戦を求めましたけどね?
そんな「理屈」で参戦してくれる国は、結局、一つもなかったわけですよ。
今また違う「戦争」が起こってますねえ。
アゼルバイジャンとアルメニアの「争い」は、「カタチの上」では「アゼルバイジャンの内戦」です。
ここに「ロシアが介入できる」理由を、作らないように「考えた」行動でしたね?
よってロシアは手出しができず、アルメニアは「講和する」しかなかったようじゃないですか?
禍根は残ったのかもしれませんが、少なくとも「戦争状態」は、すぐに終了したわけです。
そしたら今度は、ハマスとイスラエルの「争い」だそうで。
こっちのケースは、れっきとした「地域紛争」で、そもそも他国の介入は難しいのに。
ところが、ハマスのほうで「外国人」を人質にしちゃったそうじゃないですか?
「自国民の救出」という「正義」があれば、軍事介入のハードルは一気に下がるのに。
戦争とは、「武器で敵をブッ殺すこと」だけじゃないってば!
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