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2023年06月18日22:13

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20230527&0603 Billboard LIVE & Bottome LINE 2023 EAST around WEST 

当初初日ファーストだけの参戦予定だったが、結局2公演追加したので合計3公演の参戦になったこのツアー。
5/28の配信動画も購入し何回も視聴したので、気持ちとしては4公演参加くらいの気持ち^^
「過去イチと呼ばれた昨年の内容を越えないと嫌」というMCがあったけど、その気持が感じられる内容だった。しかもその「昨年を越える」という方向が私の好みと合っていたので、とても満足できた。13曲中11曲が「大大好き」以上の曲で構成されてるセトリって、私の中ではかなり高満足のセトリです。(残りの2曲も「好き」「大好き」レベルです)

色々な詳細は、初日ファーストステージレポhttps://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985143203&owner_id=1090445
に書いていますので、これとなるべく重ならないことを書こうと思います。

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5/27(土)2ndステージをカジュアルシートから参戦。
↑初回ファーストステージ残念すぎることがあったので、実質一回目の気分。
セトリが頭に入ってるから落ち着いて聞けた。
6/3(土)2ndステージ、横浜で自由席。木村くんサイドの前から3つ目のテーブルから鑑賞。
会場入り前にちょっと心乱れる出来事があって、イマイチステージに集中できなかったのが残念だったが、私が見た中ではやはりこのステージがベストパフォーマンスだった。会場でたくさんの友達と会えたのもよかった。
ビルボードツアーについて「毎回同じ曲を小一時間演奏して高いチケット代もらえるなんて良い商売」という評価は最もだと思う。ただ一方で、同じ曲をやっていても初日からオーラスまでの間に確実に進化している。それは毎回全力でステージを務めているからだろう。違う曲をやることの負担よりは軽い負担だろうとは思うが、同じ曲を何度も聴くオーディエンスの耳も肥えてくるのでそれはそれで気を抜けないことではないか、な・・・(ちょっと擁護し過ぎ??(笑))

【橋の明かり】
セトリがわかっているので、初日の鮮烈な衝撃はなかった。感動的なことは間違いない。今回のセトリでこの曲を一曲めに持ってきたことは大きな成功だと感じる。
ただ聞いている自分は心の動揺が収まった分、あのリズム「楽しげな」(と私が感じる)リズムが気になってきてしまった。
しかしながらギターの静かなフレーズだけで始まるイントロ、サビからダブルベースが優しく寄り添い2番につなぐ・・・甲斐さんのヴォーカルを最高に引き立てていると感じる。この切ない歌詞を甲斐さんの声質がさらに深める。終わり方も素晴らしいと感じる。
配信ですごく表情豊かに歌ってることに気づき、更に感動。こうやって心を込めて歌っているからこちらの心に届くんだな・・・甲斐さんすごい。

【無法者の愛】
フラッシュバックツアーに続き、甲斐バンド曲なし、カヴァーなしを期待していたけど、この曲はOK.「Please」のコーラスがいい。この曲からフィドルが加わるけど、この曲ではあまり主張せず引き立て役に徹してる。
この曲はそうだけど、今回のライブは山田くんの功績がぐんと大きくなったライブだと思った。彼はカントリーミュージックなどを得意としてるようなので、これまでのビルボード公演ではそれ風のアレンジをほどこした「汽笛の響き」が彼の見せ場満載になっていた。今回はそういう「いかにも」はないがどの曲にも彼の貢献度がとても高かったと思う。甲斐さんは最終日のMCで「来年は10周年だからもっと進化しなきゃ」的なことを言ったあと「山田拓斗はついてこれるか?」なんて言っていた(甲斐さんの冗談に真顔で応戦する彼が可愛そうだった(笑))けど、彼を手放せないのは甲斐さんの方だろう。

【CHAOS】
配信で「健太、あのイントロカモン」と言った甲斐さん。この曲をわかりにくいと感じる人も多いだろう。よく知られているわけでもないし、人気のある曲とはいえない。でも私はこの曲を堂々と歌う甲斐さんが好き。
前回のビルボード、フラッシュバックツアー、今回のビルボードのセトリで嬉しいのは、初期ソロ3枚からの選曲が多いことだ。私は好きな曲がこの3枚に集中しているので、甲斐さんがここからあまり演奏してくれないことをいつも残念に思っていた。
理由はわからないけど、周囲ではこの時期のことは思い出したくない過去だからじゃないか?という説があった。たとえばこの曲・・・時代背景を取り入れた歌詞、事務所が潰れそうになるほどお金をかけて行った最先端の打込アレンジ・・・などの当時の事情からして甲斐さんとしては絶対的な自信を持ってリリースしたと思う。曲だけじゃなくてこの曲を含む「CHAOS」というアルバム自体がそうだろう。でもその自信とは裏腹にファンウケは悪かった。ライブの動員が目に見えて減っていったのはこの時期だという。「エゴイスト」は更に難解なアルバムとなり、FIVEというバンド(後の甲斐さんに言わせるとユニット)結成へとつながっていく。自分のやりたいこととオーディエンスが望むことの乖離に苦しんでいたのかなと感じる。その頃を思い出すこと、そしてウケないだろうことを思ってこの時期の曲をあまりやらないんじゃないかと。
いやいやそんなことないです。前回も今回も、この曲ものすごく受け入れられてたじゃないですか。もっともっと自信を持ってオーディエンスにぶつけてほしいな。

【VIOLET SKY】
この曲から甲斐さんもギターを持つ。
この曲は魅力再発見した曲だったなあ・・・
間奏、及び2番の最初にかぶさってくるフィドルの音色もよいが、鈴木健太の間奏のエレキギターがすごくかっこいい。彼はいわゆる「パフォーマンスで魅せるプレイヤー」ではないと思うけど、この曲を弾く彼はかっこいい。
と言いつつ、実は最初の、木村くんによるカウント出しのキレの良さが毎回ツボでした^^
オリジナルがフェードアウトで終わってる曲をライブで演奏する時のアレンジって難しいと思うけど、その処理の仕方がちょっと雑だという人がいた。私は雑とは思わなかったけどちょっとあっさりしすぎててそこは不満。

【i.l.y.v.m】
初日ファーストでは聞けなかったことへの恨みつらみは初回のレポに書いた通り・・・この曲をこの世で一番愛している自信がある私は【VIOLET SKY】が終わったら次がこの曲だ!とすごく期待していました。
27日も配信もオーラスも「I love you very muchをやりましょう」と言いながら歌いだした。ちゃんと曲名を言ったのはこの曲だけ。それだけちゃんと演奏しようと思ってるってことなんだと解釈した。
このツアーで初めて聴いた、心の底から愛して止まない曲。練習風景で大体イメージはわかっていたけど、やっぱり完成形はずっとずっとよかった。オリジナルのアレンジがものすごく好きだけど、今回のツアーは打込音源をアコースティックにリアレンジするというテーマ(と勝手に思ってる)の表現としては大成功。
5月終わりの放送のLEDGENDSで「ビルボードは隙間があることで、オーディエンスの想像が働くんで、みんながくせになっていく」「観客が想像力を働かせて参加していく」ということを言っていて、なるほどなあと納得した。甲斐さんの曲を熟知した人ほど楽しめる演奏になってるということだ。
「青ざめたこの俺を・・・」あたりはちょっとリズムの違和感感じたけど。
今回のセトリは(2曲を除き)一曲一曲が珠玉の一曲なので、山場を決めるのがすごく難しい。でもやはり私はこの曲が圧倒的だったと感じる。間奏のエレキギターソロ、続くフィドルのソロの切なさ美しさを聴くだけでもこのライブに行く価値がある。
会場の盛り上がりも最高だったと思う。


続いて
【スマイル】
この曲も文句のつけようのない演奏だった。イントロからフィドルのリリカルさが際立つ。特に間奏のフィドルソロ・・・すごく悲しい内容なのに美しく昇華させている。
今回のセトリは最初にガツンという意外性の「橋の明かり」があり、中盤の山場は「ilyvm」と書いたばかりだけど、この曲と甲乙つけがたく悩む。この曲のほうが「ilyvm」より演奏の機会が少ないと思うとこちらに軍配を上げたくなる気持ちもある・・・(最終的には自分の好みで決めてるな〜)
短い曲なのにとても印象深く終わる。
この曲について考えたことは初日のレポにたっぷり書いたのでここまで(笑)

【イエローキャブ】
ビルボードでは何回目?この曲は甲斐さんはかなり自信を持っている演奏だろうと想像する。あまり定番みたいな状態になるのは好ましく思わないほうだけど、定番化しても当然だとは思う。
ビルボードでのアレンジは、原曲をガラッと変えてきてるものもあるけど、オリジナルに忠実なものも結構ある。といっても楽器の数が圧倒的に少ないのだから忠実というのはとてもむずかしいはずだ。
初期ソロ3部作で離れたファンは多いと聴く。私はその3枚に好きな曲が集中しているので、全く共感できないんだけど、理由として「生楽器の音がぜんぜん聴こえなくなったから」と聞いて一応納得はした。そういうところに甲斐さんの作品の魅力を見出していた人には、打ち込み主体の音源制作はがっかりだったかもね。甲斐さんの声と打込音源は相性がいいと思うし、私はその組み合わせが大好きなんだけど・・・
それはさておき、つまりそれだけデジタルに寄った制作だったものを、アコースティック主体の楽器3つでこのように蘇らせるとは・・・。
配信ライブを何回も見て、間奏で健太エレキが炸裂してたことに気づく。
「幸運はなぜあるものだけにほほえみ 他の者達にはそっぽを向くのだろう?」というthe 甲斐よしひろ的な言葉の背景で優しく寄り添うギターの音色もいい。

【CRY】も圧巻。今回のセトリって、心の底から愛していた女性との別れ、孤独、再生というストーリーになってるって実感する。
間奏のフィドルが光る。オリジナルではちょっと歪んだ感じのエレキギターの音。こういうふうに再現するとは全く想像していなかった。今回1回の参戦予定を3回に増やした理由の大きな一つはこの曲があったこと、その演奏に満足したことだった。
配信の時、歌い出しを間違えてやり直した甲斐さん。悔しそうに「うー!!」とうなっていた。それだけ真剣なんだなと思う。
VIOLET SKYと同様、後奏がちょっとあっさり終わるのが残念。

ノリノリ【コールドルーム】。
甲斐バンドの曲なしのセトリだと盛り上がる曲がないよねっていう人がいるけど、いつも「いやいやいっぱいありますよ、絶対・愛でしょ、クレイジー・レイジー・ラブでしょ・・・」と反論していた。しかしこの曲は見落としていた(笑)最後の「ウォーウォーウォー」でみんな満足したことでしょう。
配信ライブのMCで甲斐さんは「言葉は要らないね。俺たちとみんなの垣根はない。つなぐもの、音楽という架け橋」と言った。本当にそう思ってるんだろうなあ。

【激愛(パッション】
健太くんがバンジョー、山田くんがギターを横に抱えての演奏で始まる。実はなかなか重厚なテーマなんだけど、軽めな感じのアレンジは意外と良いと思った。アレンジ次第で曲って全く違うものになるんだなあと実感した曲。
この曲の最後でオーディエンスが「ウォーウォー〜〜」と歌うと思わなかった。オーラスでは拳を挙げてる人も結構いたよ。
「傷を負ってもひきさがりはしない」「愛しかない」「解き放て命の眩しさ」という宣言の後、「奪いたい そのすべてを」と情熱的な言葉を続ける甲斐さんが好き。タイトル「激愛」だもんね。。
飛び立って目があったふたりはこれからどんな愛を紡いでいくんだろう。

アンコール後の最初の二曲は・・・私は今回のセトリの雰囲気を壊したなと感じている。なんでこの曲?という違和感は最後までぬぐえなかった。
誰でも知ってる曲を入れたい欲望を押さえられなかったのかな〜。セトリ見て「知らない曲ばっかり」と思って行くのを見合わせた人もいるわけだからね。でも逆に、惹きつけられた人もいるのにねえ。甲斐さんのアルバムは当たり前に全部持ってる、全曲知ってるような人しか楽しめない曲だけで構成されてるセトリに徹底してほしかった。
コロナ明けで声出しOKになって初めてのツアーだから、みんなで大合唱する曲をいれたかったのかな。「コールドルーム」でも「激愛」みんなで声出して一体感あったじゃんね〜。それで十分だったじゃん!と思うが・・・ツアー始める前はそれを予測できなかったのか。ファンを見くびらないでほしいと思っちゃう。

気を取り直して【レイン】
六本木の2nd名物の「カーテンオープン」はここなのね。なるほど。アレンジはHW25だっけ?に収録されてるデモバージョンに近いんだな。アコースティックでのこの曲を初めて聴いた。シンプルな分よりこの曲の良さが出ていると思わなくはない。私は打ち込み好きなんで、オリジナルが好きだけどね。

5/272ndでは端の方とはいえ三階最前列が空いてた。数千円ケチらないでそっちにすればよかったと後悔。4階だと周囲はみんな大人しくて、立席もしない中で「甲斐さーん!!」と叫ぶのは私でもちょっと勇気がいることがわかった(笑)まだ周囲の白い目を気にするデリカシーがあったんだとびっくりした^^ま、結局「誰にどう思われてもいいや」といつもの自分になり、叫び踊り手を叩く、大騒ぎ状態になりましたが・・・このノリは下の席がふさわしかったな。
ま、たまにはカジュアルシートもいいけどね・・・

5/27のMCは、野音が売り切れたので、関係者席をどれだけ減らすかを今考えている、という話。
フラッシュバックツアーのDVDの話。健太くんのこと。彼が演奏のときにあまり前に出ないのが良くない、という説教から、前に出るのは音が聞こえなくなるから辛い、俺はそれを何十年もやってる、という自慢話。
11日22公演は外タレ含め自分たちが最高、という自慢話もう一つ。来年はビルボード10周年だから、バックメンバーを一新するというジョークなど。(10周年だから〜という話は配信のときは「キラキラの衣装を着せる」「楽器を変える(できねー、と自嘲)」と言い、オーラスでは「日程を増やす」と言っていた)

あとチャットGPT で松藤さんのことを聴くとRCサクセションのギタリスト、10年前に没と出ると言う話。
レインを待つ間に山田くんが「休んでただろう!」と怒られていた。
山田くんはオーラスで来年の話になった時「山田拓斗はついてこれるか?」とからかわれていた。マジ顔で否定していて可愛そうだったよ〜、甲斐さんパワハラしちゃダメ(笑)ツイートでも「来年もついて行けるように頑張ります力こぶ笑」って書いてたし^^

演奏のレベルが高め安定しているという、当たり前なことがきちんとなされているから繊細さと激しさの両方が表現できるのだろうと思う。
甲斐さんのヴォーカルの調子も良かった。歌詞間違いも少なかった。

過去イチだった今年のセトリを来年はどう越えてくるのかな〜


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