日本でのインド映画の興行成績を塗り替えた超大作『RRR』を見て来ました。
地元のミニシアターで見ましたが、遅れてでも上映してくれて感謝です。
しかも、アカデミー歌曲賞受賞を記念した入場者特典(ポストカード)付きでした。
【物語】
1920年、英国統治下のインド。
インド総督夫人(アリソン・ドゥーディ)が無理矢理連れ去った娘を探しに、剛腕で名をはせる兄のビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr)がデリーにやって来る。正体を隠して妹を探すビームは、偶然知り合ったラーマ(ラーム・チャラン)を意気投合するが、ラーマは反英分子を探す捜査官であった。親交を深める2人だったが、ついに互いの正体を知る時が来てしまう。
…上映時間182分、途中でインターミッションが入るほどのスペクタクル超大作です。
民族主義の色合いが非常に強く、戦時中の日本映画のように、英国人の残虐非道さを際立たせています。よく欧米でもヒットしたものと思います。
インド映画なので、歌って踊るミュージカルシーンもふんだんで、アクションの見せ場もたっぷりです。世界市場に売り出せるクオリティであり、羨ましく思えるほどです。
同監督の『バーフバリ』ほどではないものの、熱量の高さに終始圧倒されっぱなしです。
歌って踊るエンド・クレジットで歴代の革命家を意識した演出がちゃんと入り、しっかりプロパガンダしておりました。
『007/美しき獲物たち』『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のアリソン・ドゥーディ(久しぶり!)や、『マイティ・ソー』のレイ・スティーブンソンが出ていて、国際市場を強く意識しているのが伺えます。
インド映画、確実に世界的に鋭くなっています。
★★★。
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