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2021年09月20日17:49

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画が平坦だけど面白い 『マスカレード・ナイト』

東野圭吾の小説を映画化したシリーズ第2弾『マスカレード・ナイト』を見て来ました。前作から2年半ぶりの続編です。

前作は、異業種バディ・ムービーとしての珍しさと面白さがありました。今回も、一定の水準の面白さを保っています。

【物語】
練馬区のマンションで女性が殺害され、犯人を知っているという密告のFAXが捜査本部に届く。さらに密告者は、ホテル・コルテシア東京で再び犯人が殺人を犯すことを予告していた。
前回の事件でホテルのスタッフとして犯人を逮捕した刑事の新田(木村拓哉)が再び呼び出され、ホテルのコンシェルジェに昇格していた山岸(長澤まさみ)とともに、事件を追う。

…長尺ですが(129分)前作よりもテンポよく、犯行までのタイムリミットが迫る中での捜査に緊張感があり、その点はスリリングです。ただどういう訳か、前作よりも画づくりが平坦なように感じました。同じスタッフ・キャストなのに謎ですが、TVドラマ的と言うべきか、シネスコ・サイズのワイド画面をあまり活かしきれていないような印象を受けます。

木村拓哉と長澤まさみのコンビは見ていて面白いし、「お客様第一主義のホテルマン・対・全員を疑う刑事」の構図がせめぎ合い、予測不能な物語はミステリー映画の醍醐味です。

真犯人役の俳優の力量の高さにも驚かされます。この人がいて成立する映画だったと思います。

★★★★。
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