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2021年05月09日19:07

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お婆ちゃん映画には名作が多い 『ミナリ』

韓国人のユン・ヨジョンが今年の米アカデミー賞助演女優賞に輝いた、A24の新作『ミナリ』を見てきました。ブラッド・ピットの製作会社”プランB”による作品で、ブラッド・ピット本人もプロデューサーとして参加しています。

劇中の言語のほとんどは韓国語で俳優陣も韓国人が中心ですが、アメリカ映画です。

【物語】
1980年代。アーカンソー州の片田舎に、韓国人移民の一家が引っ越してくる。
父(スティーブ・ユァン)と母(ハン・イェリ)はヒヨコの性別を区別する仕事に就くが、父には農業をやるという夢があり、畑をつくって生計を立てようとするも、上手くいかない。
家族を助けるために、韓国からおばあちゃん(ユン・ヨジョン)もやってくるが、生活は苦しくなってゆく。

…重要な登場人物としておばあちゃんが出てくる映画には、傑作が多いです(『となりのトトロ』『阿弥陀堂だより』『ベルヴィル・ランデブー』…)。本作もその1本。

この映画のおばあちゃんは料理もせず、家でTVを見てばかりなのに、時おり家族に名言をつぶやく優しい人。一家の子どもたちにしっかりと愛情を注ぐ姿が胸を打ちます。

父と母、子どもたちを演じた役者たちもみんな良かった。
数少ないアメリカ人役者としては、ウィル・パットンが変わり者の隣人役で登場しています。

アメリカン・ドリームを成し遂げようとする一家の物語は、国籍は違っていても、アメリカ映画の精神そのものです。★★★。

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