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2021年02月07日22:58

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週プロ流智美あの日あの時予想2020年総括(32)

第148戦 8月19日発売号●【予想】アジア・タッグ選手権試合、豊登&馬場組vsニック・ボックウィンクル&シャグ・トーマス(64年日本プロレス名古屋市金山体育館)【正解】マスカラス・ブラザーズ、日本で初タッグを結成、鶴田&ロッキー羽田組vsミル・マスカラス&ドスカラス(78年全日本プロレス鹿屋市体育館)【参考】2015年8月19日発売号は日本ジュニア・ヘビー級選手権試合、吉村道明vs芳ノ里(芳の里)淳三(60年日本プロレス台東体育館)

【解説】「日本最古のベルト」と言われるアジア・タッグ王座ですが、王座設立は55年11月、初代王座決定リーグ戦でキング・コング&タイガー・ジョキンダー組が力道山&ハロルド坂田組を破り初代王者チームになっているものの、トロフィーが使われており、ベルト化されたのは66年12月3日、日本武道館における大木金太郎&吉村道明組vsターザン・ゾロ(ハンス・モーター)&エディ・モレア(ジャック・クレイボーン)組との王座決定戦からで、ベルトそのものとしてはインターナショナルのシングルとタッグ両王座のベルトの方が僅差で古いです。

力道山は63年12月15日に亡くなるまでインターナショナル、アジアのシングルとタッグの3つの王座を保持していましたが、力道山死後、日本プロレスが最初に復活させたのはアジア・タッグ王座で、64年2月20日、名古屋市金山体育館での王座決定戦で豊登&吉村組がプリンス(キング・カーチス)・イヤウケア&ドン・マノキャン組を破りタイトル獲得。

5月14日、横浜文化体育館で豊登&吉村組はジン・キニスキー&カリプス・ハリケーン組に敗れ王座転落。日本プロレスは2度目のアメリカ修行から帰国、世界のメインイベンターとなった馬場が豊登と組んで5月29日、札幌中島スポーツセンターでキニスキー&ハリケーン組に挑戦し王座を奪回、馬場は国内タイトル初戴冠となりました。

豊登&馬場組は「TB砲」と言われた当時の日本最強タッグチーム。王者となった馬場は7月23日、母校(中退)である三条実業高校グラウンド特設リングで凱旋試合、豊登&馬場組はジョニー・バレンド&ザ・スポイラー(ヴィンセント・バカラ)組を2−0のストレートで破り王座初防衛。

8月17日、大阪府立体育会館でバレンド&マグニフィセント・モーリス組をも2−0のストレート防衛で撃破したTB砲はこの日名古屋金山体育館で初来日のニック・ボックウィンクル&シャグ・トーマス(キングトビー・トーマス)組の挑戦を受けました。

名古屋金山体育館は金山駅のすぐ近くにありアクセスもよく、58年に初開催された大相撲名古屋場所の会場で、空調設備がなく夏場は蒸し風呂のような暑さになり、大相撲の時は「氷柱」を立ててあったとのことです。

灼熱地獄の金山体育館での防衛戦、1本目は17分9秒、トーマスが馬場を体固め。2本目は4分、豊登がニックを体固め。3本目は2分45秒、馬場がトーマスを体固めに決めて2−1で豊登&馬場組が3度目の防衛に成功しています。

大相撲名古屋場所は65年から愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)に移行、こちらは空調完備の快適な建物でした。金山体育館は改築され、中京大学文化市民会館オーロラホールとなり、現在も日本特殊陶業市民会館としてコンサートなど多目的ホールとして使われています。

「仮面貴族」ミル・マスカラスが初めて実弟である「飛鳥仮面」ドスカラスを連れて来日したのが、自身には10回目の来日となる78年8月の「サマー・アクション・シリーズ2」。マスカラスとドスカラスの間の兄弟には「竜巻仮面」エル・シコデリコがおり、72年1月の日本プロレス「新春チャンピオン・シリーズ」に初来日していますが、高い評価は得られず、来日はこれ一度きりとなっています。

開幕戦の8月18日、鹿児島県立体育館ではマスカラスはザ・デストロイヤーの保持するPWF認定USヘビー級王座に挑戦、2−1で勝ち王座を獲得。

初来日となったドスカラスはこの日は若手の淵正信(渕)とシングルマッチを行い、場外の淵めがけてトペ・スイシーダを炸裂させ、11分7秒にウラカンラナ(前方高角度回転エビ固め)で鮮やかに初戦を白星で飾りました。

兄弟が日本で初めてタッグを組んだのは翌19日の第2戦、ノーテレビの鹿児島県鹿屋市体育館大会。メインイベントで鶴田&ロッキー羽田組と対戦しています。1本目は12分54秒、鶴田がドスカラスをブレーンバスターから片エビ固め。2本目は5分10秒、マスカラスが鶴田をダイビング・ボディアタックから体固め。決勝の3本目は1分38秒、ドスカラスが羽田を体固めに決めて2−1でマスカラス・ブラザーズがタッグ初戦を勝利で飾っています。

※対戦成績は148戦30勝118敗、勝率203。
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