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2026年10月17日10:32

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【配信連動企画】昭和プロレス年史外伝��1976年の新日本プロレス(17)

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「勝った方がファイトマネー総取り」というアントニオ猪木のウィナーテイクオールの提案は番組の中ではモハメド・アリは一旦は飲んだものの、アリ側のエージェントであるトップランク社のボブ・アラム、リンカーン・プロダクションのロナルド・ホームズ達は「あり得ない話」と猪木の提案を一蹴。

翌76年6月24日にはアリは猪木案を拒否、当初のファイトマネーが支払われなければ試合をキャンセルして帰国する、と通告して来ました。

いよいよ決戦当日、当日のNET(テレビ朝日)の放送は午後1時よりまずアリvs猪木戦のみを70分枠でディレイ中継。

午後7時30分より特番90分枠でアリvs猪木戦を再放送する他、ニューヨーク・センチュリー・シェア・スタジアムでのWWWFのビッグマッチからアンドレ・ザ・ジャイアントvsプロボクシング元世界ヘビー級ランカーであるチャック・ウェップナー戦、ロサンゼルス・オリンピック・オーデトリアムからウィリエム・ルスカvsドン・ファーゴの試合を合わせて三元中継録画で行われることになりました。

アリvs猪木戦のレフェリーはロサンゼルスのプロモーター、マイク・ラーベルの実兄にあたるジン・ラーベル、ジャッジはプロレス側が遠藤幸吉、ボクシング側が遠山甲。

放送席は実況が舟橋慶一、解説は桜井康雄氏ではなく、スポニチの後藤利男記者が勤めました。後藤氏はスポニチのボクシング担当であり、スポニチはこの当時既にプロレスを紙面で扱ってはいませんでした。

東スポはこの大会の主催者に名を連ねており、公正を期する意味と、ボクシングに詳しい人物の方が適任とNET側が判断したかと思われます。

この20世紀最大のスーパーファイトの解説を桜井氏がやっていなかった、というのはつくづく残念であります。

他にゲスト解説として大会ポスターのイラストを描き、猪木に自らデザインしたガウンを贈呈した俳優の石坂浩二が放送席に座りました。

猪木のセコンドには坂口、山本小鉄達の他に師匠カール・ゴッチがついています。

アリ側のセコンドには名トレーナーとして知られるアンジェロ・ダンディの他はボクシング関係者でアリのマネージャーとして来日したフレッド・ブラッシーの姿はありません。

両国国歌斉唱はアメリカの「星条旗よ永遠なれ」を日本でもお馴染みで「天使のささやき」がヒットした黒人女性ボーカルグループ、スリー・ディグリーズが担当。

日本国歌「君が代」はテノール歌手、湯村誠一氏による独唱でした。

1R、ゴングと同時に勢いよく飛び出した猪木はいきなりスライディングの状態からアリの両足を標的にローキックの連発、アリは軽快なフットワークで逃げ回りました。

試合開始直後、猪木の奇策は上手い作戦と観客を沸かせましたが、猪木は次も、またその次のラウンドもグラウンド状態からのローキックに執着し、試合は膠着していきました。

6R、猪木の蹴り足を不用意に捉えたアリがバランスを崩しました。猪木は捕まえて馬乗りとなり足を捉えながら右肘で反則とされているエルボーでアリの顔面をかすかに一撃を加えました。館内は騒然となりましたが、これは反則でありブレークとなっています。

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