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2019年08月15日19:45

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黒部ダムを見て来た

お盆休みも間もなく終わりです。

今年は映画はあまり見ず、長野県は松本まで車で行って来ました。
往復1400km、途中で渋滞にハマりながらの行程でしたが、運転に苦もなくスムーズな旅でした。

松本にいる友人に会うためでしたが、友人は日中は仕事があるので、「黒部ダムが割と近いから見てきたら」という話になり、急に思い立って見て来たものです。

映画『黒部の太陽』が大好きでもあるので、即決して車を飛ばしましたが、予備知識ゼロで行くのは無謀か?と心配にもなりました。

案の定、ダムが近づくとものすごい数の人。
ダムまで行くトロリーバスが廃止となり、より大型で快適な電気バスに替わったのを思い出したのもこの時。電気バスの扇沢駅のふもとに着き、仮設の駐車場に車を置き、「近道」と書かれた急斜面を登って駅へ。

トロリーどころか電気バスなんていうのも初めてでした。訳も分からず所要時間も知らないまま行列に並び、バスに乗車。そこからの区間、外の猛暑が信じられないぐらい涼しい、気温12℃くらいの山中地下に入ります。
(「水曜どうでしょう」で見ていた光景を思い出しました)

電気バスは、いわゆる関電トンネルを通りますが、そこはまさに『黒部の太陽』の世界です。
「ここが破砕帯」「ここが長野・富山の貫通地点」などと案内があるたびに、映画で見た世界が蘇ります。

駅からダムまでは250段ぐらいある階段を必死に上り、ようやくダムに到着。

絶景でした。

しかし、ダム以上に見たかったのが「尊きみはしらに捧ぐ」と書かれたモニュメントです。工事中に犠牲になった人々びとの慰霊碑で、映画のラストで三船敏郎が万感の思いで佇んでいた場所です。

そこだけは観光客も少なく、ひっそりとしていました。
ダムのあちこちでは、スマートフォンやデジカメのシャッターを無料で押してくれるサービスがあり、賑わっていたのですが、その一角だけは静かです。

騒いではいけないような場所と思い、静かに手を合わせて来ました。

随所にある「破砕帯から湧き出た冷水」が飲めるコーナーで水を飲みましたが、外の暑さからは信じられないぐらい冷たく、うまい水でした。

また映画を見てみようと思います。
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