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2019年06月28日20:00

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2本の4Kリマスター映画を比較!

今回でファイナルとなる「午前十時の映画祭」で、2本の4Kリマスター作品を見ました。
いずれも好きな作品で、DVD/BDを持っていても、やはりスクリーンで見たいもの。

「午前十時の映画祭」が終わると、しばらくは古い映画をスクリーンで見る機会も(地方都市においては)減ってしまうのは確実なので、何とか4K上映企画だけでも残して欲しいものです。切に思います。

●『日本のいちばん長い日』(1967東宝)

岡持喜八監督による、言わずと知れた名作です。
衛星ハイビジョン放送された際のBD録画と、東宝から出ているDVDで持っていますが、いずれの画質にも不満がありました。モノクロ・シネマスコープの映像の粒子の粗さが気になっていたのです。

今回の4Kリマスター版では、そうした点がすっかり改善されています。映像はシャープそのもの、ソフトでは割れ気味だった音声も、明瞭になりました。

この映画のポイントの一つである”暑さ”が、より生々しく再現されています。


●『八甲田山』(1977東宝)

70年代大作邦画の中でも五本の指に入る、好きな映画です。
ジュエルケースで出ていた最初期のDVDと、2枚組のBDで持っています。

これには驚きました。ソフト版とはまるで別物です。
ブルーレイが出た時も、クリアーな映像と音声に驚愕したものですが、今回の4K版はそれを凌駕しています。

雪焼けして黒くなった俳優たちの顔の表情まではっきり確認できるレベルです。何よりも、音響が凄い。猛吹雪の臨場感が増しただけではなく、風が木々の間を通り抜ける音、わら靴が雪を踏みしめる音(連隊本部で軍靴が雪を踏む音とは違う)までもが聞こえてくる細やかさ。大胆さ。

映画の内容はもちろん壮絶なものですが、今回の4Kマスター作成にも困難は過程があったと推察されます。

ちなみに、撮影監督の木村大作が4K版作成の監修にあたっています。

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