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2019年03月16日16:18

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cinema「ローマ」(アルフォンソ・キュアロン)

メキシコア映画「ローマ」(アルフォンソ・キュアロン)を見た。今年のアカデミー賞の監督賞等を取った作品だ。1970年代のメキシコ・シティーの上流家庭の住み込みの若い家政婦を中心に主人家族との関係を白黒画面とモノトーンで描いたなかなか味わいのある作品だった。だが主人家族と家政婦との融和的関係はハリウッド受けをねらったものと考えられ、見終わってちょっと興ざめだった。メキシコ社会の階層格差はほんとうはもっとシビアーなものだろうと思う。

(追伸)メキシコ映画「ローマ」を2度目に見た。すごくよかった。映画を2度見て、1度目よりよいことはあまりないのだが、実に感動した。前回見たときはハリウッド(アカデミー賞)への偏見があったみたいだ。ラストシーンの屋上の自然音だけの長いカットが胸に染みこんだ。以下は監督へのインタビューと町山智浩さんのコメント。
https://www.vogue.co.jp/lifestyle/interview/2019-03-11/alfonso-cuaron/cnihub
https://miyearnzzlabo.com/archives/54074
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