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2019年02月20日09:57

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book『ドキュメント昭和天皇 第一巻・侵略』(田中伸尚)

田中伸尚著『ドキュメント昭和天皇 第一巻・侵略』(緑風出版)を読んだ。田中さんによると、第一巻が出たのが35年前、第八巻が26年前だと言う。私が田中さんと出会ったのは2000年だからそれ以前のこの本は知らなかった。この八巻本が出た間には昭和天皇の死と現天皇の代替わり、即位・大嘗祭があった訳だ。そして今は現天皇の退位と新天皇の即位・大嘗祭がある。あらためて田中さんのこの本を月一巻ずつ全巻読んでみようと思う。第一巻を読んで、一番関心があったのは、木戸幸一等の宮中グループがアジア・太平洋戦争でどのような役割を果たしたのか、軍部との関係はどうだったのかだった。この本でその戦争荷担の役割がよく分かったし、天皇の戦争責任もあらためて明確になった。「(彼らの)悩みや苦しみの方向は常に天皇や皇族や国家体制であって、自国民や他国民には向けられていない。」(第5章「無言に決断」)次は第八巻・象徴を読み、次に第二巻・開戦に戻り、順次逆行するつもりだ。
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