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2019年02月06日07:20

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book『ガドルフの百合』(宮沢賢治作・ささめやゆき絵)

宮沢賢治作・ささめやゆき絵『がドリフの百合』(偕成社)を読んだ。最近ささめやゆきさんの本を読んでいて、この絵本が小学館絵画賞を受賞していたのを知り、図書館で借りた。宮沢賢治にこの作品があるとは知らなかった。冒頭「(略)それにただ十六哩だという次の町が、まだ一向見えても来なければ、けはいもしませんでした。(楊が真っ青に光ったり、ブリキの葉に変わったり、どこまでも人をばかにするのだ。殊にその青いときは、まるで砒素をつかった下等の顔料のおもちゃじゃないか)ガドルフはこんなことを考えながら、ぶりぶり憤って歩きました。」に始まるなんとも不思議で、イマジネーションがつぎから次とふくらんでいくような話だった。その話につけられるささめやさんの絵がまたそれ以上に豊かで、のびのびしていて、とてもすばらしい絵本だった。宮沢賢治の全集を持ているので、きちっと読んで見たいと思った。
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