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2019年02月06日03:16

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book『上海狂想曲』(高崎隆治)

高崎隆治著『上海狂想曲』(文春新書)を読んだ。この本は著者の『戦争文学通信』を読んだ後、他の著書を読んでみたくなり、アマゾンで買ったものだ。この本で述べられているのは、1932の第2次上海事変勃発前後の上海の状況とその下での日本人社会の混乱、日本の中国侵略と日本人との関係である。当時上海に派遣された雑誌・新聞の特派員、作家林房雄、吉屋信子等の書いた報告で描く「上海狂想曲」である。あらためて考えて見ると、私の父が第1回目の召集を受けたのがまさにこの時期だった。父の1回目の召集は1937年8月で、陸軍工兵(輜重兵、兵站部自動車部隊)として入営し、9月に中国に上陸し、北京、太原、漢口、除州へと派兵された。あらためて上海事変との関係が意識の中に入ってきた。
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