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2019年02月01日10:17

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book『ほんとうらしく うそらしく』(ささめやゆき)

ささめやゆきさんのエッセイ『ほんとうらしく うそらしく』(筑摩書房)を読んだ。これは図書館で借りたエッセイ2冊のうちの1冊で、大変おもしろく、文章とささめやさんの絵がカットであり、いい感じだ。「これまで出会った人や出来事や風景をコツコツ書きためてきた。文を書くといってもどうしても原稿用紙に書けない。封筒の余白や反古紙の裏。(略)ちまちました文字を改行なしで綴ってゆくとふしぎなと忘我の気分になっていくからだ。(略)買いたいものもないし、欲しいものもない。これが高じると狭い穽におちていってしまう予感もするけど、それでいいかと思っている。」(「ほんとうのあとがき」)たとえばおもしろいと思ってしおりを挟んだ箇所はアメリカ放浪時代の「金色の米(ゴールデンライス)とか後に中澤晶子さんと共作の本になる「幻燈サーカス」だ。持っている『幻燈サーカス』(BL出版)を取り出して眺めている。もう1冊のエッセイ『十四分の一の月』を読み始めた。
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