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2017年11月03日15:22

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book『リーチ先生』(原田マハ)

原田マハ著『リーチ先生』(集英社)を読んだ。生涯かけて日本の文化を愛し、日英の文化の架け橋となり、陶芸の制作を続けたバーナード・リーチをめぐる人々(柳宋悦、濱田庄司、河井寛次郎ら)との交流を題材にし、陶芸の創造過程とその美を描いた原田マハの小説だ。全巻で460ページ余りの大部な本だが、高校時代から大学のはじめまで民俗学をやりたいと思ったことがあるので、この本は大変おもしろく読んだ。原田マハがバーナード・リーチと陶芸についてこのような本を書くとは予期しなかったので、感動した。本に折り込みを入れた箇所を引用しておく。「先生が、(高村)光雲先生のお宅へいらっしゃったあの日から・・先生自身の芸術の道を日本でみつけると決心され、そして、日本とイギリスの架け橋になると志を抱いて、日本にやって来られたと知ったあのときから・・僕は、一生、この人についていくのだと、自分に誓ったのです。」(物語の主人公亀乃助の言葉)
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