東京歌会は出詠草すなわち出席者が増えて59首、欠席2名の賑わいです。
1首にかける時間が少なくなりますね。
若い方が増えて感覚的な歌、クラシックな歌、さまざまに。
今どきのロングヘアーの女は要らず神輿かつげる紅き口唇 とうこ
丁度小池さんに批評の順番が当たって。
批評小池 ・ よく分かる。みんな美人に見えるね。
だが、事実誤認、ロングヘアーでも結べばいいので、
実際は長い髪の人もいる。
また、上の句で髪を言い下の句で唇に移るのは落ち着かない。展開が早い。
(とうこ・はい、初めは下のように作ったのですが、あんまり順当であるな?「要らず」のマイナス要素を入れたほうがいいかなと思って、欲張りました。そのままの方がよいということですね)
今どきのロングヘアーも結ばれて神輿かつげる紅き口唇
わたくしが急に批評を振られた歌で、空き家に夏草が茂っているという歌。
空き家の強調をもっと簡素に、二字漢語で纏まって言っている夏草がどのように茂っているかを表した方がよい。
としたり顔に言いましたら、これは小池光さんの歌でした。
あんまりなので歌会の後、小池さんに、
「小池さんの歌メタメタに言っちゃった!」
といいましたら、
「泣いた、泣いた!」とおっしゃいました。
お茶目な小池さんでした。
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