cinema「海は燃えている」（ジャンフランコ・ロロージ）

イタリア映画「海は燃えている／イタリア最南端の小さい島」（ジャンフランコ・ロロージ）を見た。イタリア最南端の小さい島であるランペドゥーサ島に近年北アフリカから難民がたくさん押し寄せてくる。難民船の悲惨な実態と少年の目からとらえた島の日常、二つの視線が交錯する秀逸なドキュメンタリー映画だった。監督はアフリカ北東部のエリトリア出身でイタリアとアメリカで映画製作にあたっている。この監督の映画の日本公開はこの作品と「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」（残念ながら見ていない）のみで、監督については以前イタリア語のラジオ講座で紹介されていたので、興味を持っていた。「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」も見たいものだ。