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2015年09月04日05:36

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book『子どもはみんな問題児』(中川李枝子)

中川李枝子著『子どもはみんな問題児』(新潮社)を読んだ。妻が入院中のため、色々と考え事があり、真夜中に目が覚めて、NHKラジオ放送の「深夜便」でこの本の著者中川李枝子さんのインタビューを聞いた。「あ!絵本『ぐりとぐら』『いやいやえん』の著者だ!。」私は小学校教員の時代に1年生をたった1度しか持ったことがないが(その後、中学校に転勤)、この絵本は知っていた。1935年生まれの中川さんは、高等保母学院卒業後、東京の「みどり保育園」で保母を勤め、子どもたちに絵本の読み聞かせを重ね(著者は「読み聞かせ」でなく、子どもと一緒に読むと言われる)、その経験の中から名作『ぐりとぐら』『いやいやえん』などを生み出される。聞いていて、豊かな子ども観が感じらた。それでこの本をネットで見つけ、読んだが、大変読みやすく、また子どもへのまなざしの暖かさが感じられ、気分が大変ほぐれた。この本の素敵さの例として、ひとつ引く。(子どもの調子が悪い日のこと)「そこで考えて『そうだ、みんなでおはなしを作りましょう』と声をかけてみました。すると『やってみようか』というくらいの気持ちで子どもたちが集まってきました。そこで丸く座らせて、一人ずつ順番にお話をつなげていくことにしたのです。」(この後、すてきなお話が生まれていく。)この本をまもなく三歳になる私の孫のお母さんに、また、絵本『ぐりとぐら』シリーズと『いやいやえん』を孫にプレゼントしようと思う。
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