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2015年08月29日08:33

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短歌人 9月号 掲載歌

夫は今日から福岡へ出張。
家を出る予定時間5分前(わたしだったら玄関で足踏みしている)
になっても洗面所で鏡を見ている人をやっと送り出す。

写真は朝ご飯用に弁当です。

こんなところに郵便ポストが…。
ほんとに集めにくるのかしらと思ってしまいました!


     蜥蜴


  ゑんどうの莢ふくらめる聖五月踏み出しし靴のしたにゐて蜥蜴

  あたらしき薔薇垣を結う隣家を二階の窓よりたのしみて待つ

  白薔薇がひといろに咲き咲く花に罪はなけれどせつなかりけり

  老い人の植ゑる白薔薇せつなしと隣家見てゐるわれも老い人
   
  新設置されしポストのおぼつかな待てば小さき集配車来る 

  爽爽の青空よけれど曇り日のすこしうるんだ眼差しのひと

  ひと夏を日傘の下にうつむけば良きことはみな傘の上(へ)を過ぐ

  いろいろのポーズに滑り台すべりおりぢつと考へる二歳の子供


外された歌に…人が悪いですね!(なんかドキッとしません?)

  シャベル持つ夫が妻の背後にまはりすがしき朝の家庭菜園





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