全米スパイ映画対決の行方 興行成績ベスト１０

先週末の全米興行成績ベスト１０が発表されました。

注目されていた『ミッション：インポッシブル ローグ・ネイション』と『コードネームU.N.C.L.E.』の２大スパイ映画対決は、はっきり明暗が分かれた形となりました。

１． 「Straight Outta Compton」 26.7M （111.4M）
２． 「ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション」 11.7M (157.7M）
３． 「Sinister 2」 10.6M (10.6M）
４． 「Hitman: Agent 47」 8.2M （8.2M）
５． 「コードネーム U.N.C.L.E.」 7.4M （26.6M）
６． 「American Ultra」 5.5M (5.5M）
７． 「The Gift」 4.3M （31.0M）
８． 「アントマン」 4.0M （164.5M）
９． 「ミニオンズ」 3.7M （319.9M）
10． 「ファンタスティック・フォー」 3.6M （49.6M）

先週から引き続き１位となったのは、アメリカ以外では興行の難しいヒップホップ映画ですが、全米では爆発的な大ヒットとなっています。

２位は１億ドルを悠々突破した『ミッション：インポッシブル』で、日本でも先日、興行収入が30億円を超えたことが報じられています。

『コードネームU.N.C.L.E.』はというと、公開２週目にして５位に沈み、これではガイ・リッチー監督のヒット作『シャーロック・ホームズ』超えは困難なばかりか、１億ドル突破も厳しい模様です。

スパイ映画ではありませんが、早すぎたリブート版『ファンタスティック・フォー』も撃沈しています。

『ミッション：インポッシブル』は「スパイ大作戦」、『コードネームU.N.C.L.E.』は「0011ナポレオン・ソロ」という、いずれも1960年代のスパイ・ドラマを映画化したもの。しかし『ミッション…』の方に軍配が上がったようです。

日本での『コードネームU.N.C.L.E.』の興行に注目です。

（画像は『コードネーム〜』の全米版ポスター。ナポレオン・ソロの銃がワルサーP38アンクル・タイプではないのが気になります。だからダメだったのでは？）