昨日は神田の学士会館でT短歌会の新年歌会でした。
くいくいと首振る老い人イヤホーンに何聴きをらむ春の山手線
という歌でした。
いつも抒情的な歌を好まれるNさんが「眼に見えるよう、面白い、また、春も効いている」と言ってくださってちょっとうれしい。
また、春の山手線は正確には「はるのやまのてせん」と発音するので韻律が乱れる。との指摘あり。
そうなんです。でも目で読んでもらうと「はるのやまてせん」または短歌的に古い呼び方であれば「はるのやまてせん」
それに「春の山」をかけて思いを広げていただきたいと勝手に思うものでした。
これは実景+フィクションで、電車に乗っているとき、
病気の後遺症でしょうか、首振りの止まぬ方がおられました。
う〜む、あの方は病気ではなく音楽を聴いていらっしゃることにしようと考えた次第です。
春の山を添えて…。
しかし!総括批評が藤原龍一郎さんで(あれまあ)藤原さんは徹底してオノマトペは嫌い!
「くいくいはわたしは好みません。ただ若い人ではなく老い人というところが見るべきところであるか?」
以前の新年歌会は地方から出てこられる方もかなりおられたのですが、
昨日は親しくなった方たちのお顔が見えず、すこしさみしい。
それに何だか料理も少なかったぞ!!(卑しくてすみません)
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