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2014年12月09日15:03

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横浜歌会

書きたいけれど書きたくない気持ち。自分褒めですから。
皆様つま〜んないという気分でしたらどうぞ忘れてくださいね。

  題詠・牛

  天神の臥したる牛は月白に千年たたむ脚立たすかも

Sさんにいたく褒められてしまった。
天神は菅原道真を祭ってある社で、そこの牛は道真が都へ帰る時乗せてゆくために
臥して待っている。しかし悲願ならず道真は都へ帰ることが出来なかった。
牛は臥したまま千年たって、月の美しいあるときひっそりと立つのであるよ。
何とも言えないいい歌。
「立たす」は「立つる」でよいのではないか。


  自由詠

  しけじけと料理写真に見入りゐる初老の男が野毛の道端

この歌もSさんの射程にパチリとはまってしまった。
「しけじけ」は近頃みない一種いいようもないうまい言い方。
「初老の男」にもののあわれが滲む。
一つの映像が浮かぶ。
男が→が をとる。
初老、野毛と重ねた方がいい。


この歌は全く見たままの光景です。
野毛という街は昭和の40年50年代はワイワイと活気のある街で
露店や飲食店、それも小さなのが多く、伊勢佐木町にも近くて、
横浜の一つの顔でもありましたが、
いまはしゅんとして場外馬券売り場などが賑わっています。
食堂の入り口にある料理写真を見ている男の人を詠みました。




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