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2018年10月21日19:47

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ブロンソンからブルース・ウィリスへ 『デス・ウィッシュ』

チャールズ・ブロンソンの当たり役シリーズ”デス・ウィッシュ”をリブートさせた、その名の通りの『デス・ウィッシュ』を見て来ました。

残酷ホラーで知られるイーライ・ロスが監督。
劇場によっては、同監督によるファンタジー『ルイスと不思議の時計』がとなりで上映中のところもあるかと思うので、改めてこの監督の幅の広さを感じます。

R15指定で、監督お得意のゴアシーンもちゃんとあります。


【物語】
シカゴの外科医ポール・カージー(ブルース・ウィリス)は、妻(エリザベス・シュー)や娘に恵まれ、幸せな暮らしを送っていた。しかしある夜、家に侵入した強盗によって妻は射殺され、娘も重傷を負わされてしまう。
警察の捜査が難航する中、怒りに燃えるポールは、自ら拳銃を手にし、街に巣食う悪を制裁していく。


…今まで数多く、銃に精通した役を演じてきたブルース・ウィリスが、YOUTUBEで使用法を学びながらグロック17を初めて扱う姿が斬新でした。最初の殺しのシーンでは、ブローバックしたスライドで手を切り、怪我を負うという失態も(この手の怪我がのちの緊張感を生む伏線になる)。

しかし銃器の扱いに慣れてくると、発砲シーンではいつもブルース・ウィリスの顔に戻るので安心です。

演出には破綻もなく、緊張感と爽快感があるので現在公開中の『イコライザー2』よりも出来はやや上と思います。全米公開時には銃の乱射事件のタイミングと重なり、賛否を呼んだようですが、銃社会を皮肉るテイストが見え隠れしています。

配役では、久しぶりに見たエリザベス・シューと、珍しく善人を好演しているビンセント・ドノフリオが良かったです。

チャールズ・ブロンソンとブルース・ウィリスとではあまりにタイプが違うので、比較はできませんが、『狼よさらば』とは別物とみて良いでしょう。

★★★。
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