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2018年08月12日08:51

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book『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか』(武田徹)

武田徹著『なぜアマゾンは1円で本が売れるのか/ネット時代のメディア戦争』(新潮新書)を読んだ。この本は昨年の1月に出た時に買って、読み始めていたが、止まっていた。メインのタイトルは客寄せ的タイトルで、アマゾンの話はあまり出て来ない。サブタイトルの「ネット時代のメディア戦争」がこの本の内容を表している。ていねいな取材によって、インターネット以降のメディアの動向を詳細に展開している。第1部「デジタルは活字を殺すのか」は活版印刷が消えるまでのルポ、第2部「スマホはジャーナリズムを殺すのか」はソーシャルネットワーク現状とスマホ以降のジャーナリズムの動向のルポ、第3部「ネットはコンテンツを殺すのか」は、ネット時代のテレビの変貌、ニコニコ動画の動向からコンピュータと棋士とが戦う「電脳戦」、ネット技術を使った通信高校の開設まで実に多岐にわたる展開で大変おもしろかった。私なんかはインターネット、携帯でもガラ系どまりだが、知的には興味がかきたてられる領域だ。
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