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2018年07月27日15:59

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book『どアホノミクスの断末魔』(浜矩子)

続けて浜矩子著『どアホノミクスの断末魔』(角川新書)を読んだ。この本は昨年の夏に買っていたのだが、読めていなかった。『窒息死に向かう日本経済』を読んで、この本を読みたくなったのは、安倍の「働き方改革」の分析を中心にした本だったからだ。その要点は次の通りだ。(1)「働き方改革実行計画」の狙いは生産性向上にある。働く者のための働き方改革ではない。(2)「働き方改革実行計画」の優先課題は「多様で柔軟な」働き方の普及・浸透だ。人々を渡り職人化することで、その労働者としての権利を劣化させようとしている。「終章」で描かれる日本の労働社会の未来図はぞっとさせるものがある。残業代ゼロ・過労死促進の「高度プロフェッショナル制度」が国会で強行採決される前に読めばよかったと思った。
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