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2015年04月02日14:00

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book「現代思想4月号」(教育クライシス)「現代思想4月臨時増刊号」(菅原文太)

今販売中の「現代思想4月号」(特集・教育クライシス)、「現代思想4月臨時増刊号」(総特集・菅原文太 反骨の肖像)がおもしろい!

「現代思想4月号」(特集・教育クライシス)は毎年春に出る教育特集号だが、私は心待ちにしている。それはその特集にかならず載る岡崎勝、赤田圭亮さんの文章で、現場教員の視点に喚起されることが大だからだ。期待に違わず今回も大変すばらしかった。岡崎さんの文章は現在の小学校教育の状況をリアルに、そして複眼的(子ども、教員、親の変容)に描く。赤田さん文章は中学校の現場を、ふたつの「処分」問題をめぐって、なぜ「不寛容の学校」となってしまったのかを撃つ。他の文章はまだ読んでいないが、力作揃いのようだ。現在の教育を考えるとき、格好の1冊です。
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791712991

「現代思想4月臨時増刊号」(総特集・菅原文太 反骨の肖像)は最近亡くなった菅原文太さんの特集でこれもまたおもしろい。最初に読んだのが上野昂志の追悼「野良犬のように」(僕は上野さんの文章に惚れこんだ時期があった。)、それから監督インタビューで中島貞夫「飢えていた文ちゃん」と藤山顕一郎「撮影所がコンミューンだった頃」、さらに昨年の夏に(8・6の広島で)会ってきた東琢磨さんの「ひとり旅するデモクラシーの身体」(これがいい!)。その他にもおもしろそうな文章が並ぶが、読み切れていない。おすすめの雑誌です。
http://www.seidosha.co.jp/index.php?9784791712984
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