浜矩子・小森陽一著『大借金男百�里妃�石センセイ』（新日本出版社）を読んだ。浜矩子さんはよく知られた経済学者。小森陽一氏は政治評論家とばかり思っていたが、文芸評論家で夏目漱石の研究家とは知らなかった。（見識不足！）この本の対談の、漱石の弟子である内田百�里和膽擽皺箸任△蝓⌒�石からも大金を借りていたとは知らなかった。ふたりの金のやり取りを通じて、日清戦争期に帝国主義国に仲間入りをした日本の経済の動きがどのようにふたりの姿に反映しているか、「文学×お金（経済）」を論じた大変おもしろい本だった。この対談が第１部で、第２部が「二人の時代とコロナ時代」で漱石の時代と感染症を論じ、現在のコロナをめぐる社会・経済状況との関連に言及する。この後、浜矩子著『統合欧州の危うい「いま」』（詩思社）を読む予定だ。
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