mixiユーザー(id:24322169)

2020年11月28日06:50

34 view

book『そして夢にはじまった(木蓮の巻)』(池部良)

池部良著『そして夢にはじまった(木蓮の巻)』(毎日新聞社)を読んだ。俳優池部良が「エッセイの名手」ということは知っていたが、読んでみて、さすがその通りで大変おもしろい本だった。立教大学英米文学科卒業後、東宝に監督志望で入ったが、戦争が始まりその道は困難だった。その後、俳優にスカウトされ、一代の二枚目俳優池部良が誕生する。入社当初、中村メイコの「子守」にされ、出会うところからはじまり、高峰秀子、原節子、原爆死した丸山定夫、佐分利信、監督島津保次郎、黒澤明などが次々と出てくる。池部良が23歳、入営まで1年間の映画界が生き生きとスケッチされた名エッセイだった。他に池部良の戦記『オレとボク』(中公文庫)がある。これも図書館から借りて来ているので、読んでみよう。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する