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2019年11月19日15:39

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book『民主義は終わるのか/瀬戸際の日本』(山口二郎)

山口二郎著『民主義は終わるのか/瀬戸際の日本』(山口二郎)を読んだ。第二次阿倍政権は長期化し、その暴走が続いている。森本学園問題(その文書改ざん)、家計学園の獣医学部新設問題(総理案件としての特別扱い)、最近では桜を見る会での阿倍の専横等枚挙にいとまがない。政治家や官僚は劣化し,従来の政治の常識が次々と覆されている。対する野党の力は弱く,国会も役割を見失ったままだ。市民的自由への抑圧も強まっている。なぜ日本政治はここまで堕ちてしまったのか。内側から崩れゆく日本の民主主義の再生を探る政治学者山口二郎の大変興味深い力作だった。内容の構成は、瀬戸際に立つ民主主義、集中し暴走する権力、分裂し迷走する野党、民主主義の土台を崩した市場主義、個人の抑圧、崩れゆく自由、「戦後」はこのまま終わるのか、民主主義を終わらせないために、から成る。著者は、集団自衛権の行使容認や安保法制に反対する運動、さらに国
政選挙における野党共闘の運動に関わってこられたので(「あとがき」)、その裏話もあり、大変おもしろい。
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